秋に種まきをする野菜に、えんどうがありますね。みなさんもきっと、もう種まきをしそろそろ、芽が出てるのではないでしょうか?今日は、春に美味しい豆ご飯を食べれる様に、失敗しないえんどうの収穫時期をご紹介します。
目次
えんどうの植え付け時期
えんどうは、秋まき春採り栽培が一般的ですが、株が大きくなると耐寒性が失われてきますので、早まきは避けましょう。
酸性土壌に特に弱いので、必ず苦土石灰を施して、土壌酸度を中和しておきます。
また連作障害が起きやすいので、少なくとも3~4年以上エンドウを、栽培していない場所を選びます。
えんどうの種まき過湿にも弱く、土壌水分の多いところでは、根腐れを起こし生育が悪くなりますので、水はけに心がけましょう。
えんどうの種まき
種まきは、一般的には10月中旬~11月上旬が適期です。
最低3~4年間エンドウを作ったことがない畑を選び、タネまきの2週間以上前に、必ず苦土石灰を全面に散布してよく耕します。
タネまきの1週間以上前に、堆肥と元肥を施して再度耕し、タネまきまでに畝をつくります。
土壌を準備したら、30センチ間隔で空き瓶の底などで穴をあけて、1か所に3~4粒の種をまきましょう。
種は水に浸すと急激に水を吸って、皮が破れてしまい、芽が出ないこともあるので浸さずにまきます。
軽く土をかぶせて、乾燥しないようにしっかり、水をあげて管理しましょう。
5~7日ぐらいで発芽しますので、本葉が2~3枚になったら、生育のよい苗を1~2本選び、それ以外を根元から切って間引きしましょう。
水はけの悪いところは高畝にします。
美味しく食べる収穫時期
さやえんどうの収穫時期
サヤが大きくなって、その中の実のふくらみが、外側からわずかに見え始めた時に収穫します。
さやえんどうの収穫適期は、開花後25日くらいですが、これを過ぎると硬くなります。
出典元:https://dream44cook.com/sayaendou/
実が少し膨らんで、さやが柔らかいうちに収穫します。
さやえんどうは、収穫時期を過ぎると、どんどん硬くなるので、柔らかいうちに収穫しましょう
スナップエンドウの収穫時期
実が十分にふくらみ、サヤがまだ緑色をしている時に収穫します。
開花後20日で収穫できます。
実が大きくなって、さやが膨らみ、緑色のときに収穫します。
出典元:https://www.kewpie.co.jp
実えんどう(グリーンピース)の収穫時期
実の太りが目立ち、サヤにしわが出始めた時に収穫します。
グリーンピースは開花後1か月で収穫できます。
収穫が遅れて、さやが茶色くなりだすと、中の実もしわがよりだし、硬くなるので早目に収穫しましょう
出典元:https://miuki556happy.com/archives/7596
えんどうの肥料
追肥量は1回1平方メートル当たり、化成肥料(N:P:K=8:8:8)を、軽く1握り(約30g)とします。
えんどうは肥料を、やり過ぎるとつるボケするので注意しましょう。
冬、葉のふちが赤くなるのは寒さによる害です。
病虫害
水はけが悪いと生育初期に、立枯病が出ることがあります。
また、収穫期の後半のうどんこ病の、発生を少しでも遅らせることが、収量を上げるポイントです。
害虫はウイルスを媒介する、アブラムシを早期駆除し、ハモグリバエは発生初期に、速効性の殺虫剤を株全体に散布します。
うどんこ病の発生を抑える
うどんこ病の発生を、できるだけ抑えるためには、つるが込んできたら整枝して、風通しをよくしたり、高温乾燥時には、草勢が衰えないように、水を切らさないようにしましょう。
えんどう豆の収穫時期による呼び名
豆苗(とうみょう)
豆から芽が少しのびた段階で収穫したもの
出典元:https://www.asahi.com
さやえんどう
サヤができて、まだ皮が薄く豆が小さい段階で、収穫したもので、サヤごと食べれます。
グリーンピース
サヤが大きくなり熟したもので、サヤは食べず、中の豆を取り出して食べます。
スナップエンドウ
サヤは肉厚ですが柔らかく、サヤごと食べられるように、品種改良されたものです。
えんどう豆は、芽を食べる豆苗、やわらかいサヤを楽しむサヤエンドウ・スナップエンドウ、豆を楽しむグリーンピースなど、楽しみ方が色々あります。
私は、菜園初心者の当時は、さやえんどう・スナップエンドウ・グリーンピースは、それぞれの品種を植えて収穫すると思ってましたが、一つの種からこれだけの種類の豆を、収穫出来るなんていいですね~
なんかとっても得した気分ですが、くれぐれも収穫時期にはだけは気を付けて下さいね
タネから育てる時は、プランターで育てるには、数粒で充分なので、余った種は豆苗として育ててみるのも楽しみえすよ
窓際に置いて置けば日増しに、大きく育ってるのが観賞できて面白いですよ
収穫時期によって、違った楽しみ方ができるのも、えんどう豆の魅力ですね。
貴女も今年は、えんどうを育ててみませんか?
初心者の方は、まずは豆苗に挑戦してみてはいかがでしょうか?
豆苗に成功したら次は、プランター菜園と少しずつ、チャレンジして行ってみましょう
きっと楽しみが増えますよ
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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