そろそろシャコバサボテンが、園芸店の店頭に並ぶ季節になりましたね。蕾がたくさんついてる鉢植えを買ってきたのに、咲かずに次々と蕾が落ちてしまい、がっかりした経験はありませんか?今回はシャコバサボテンの蕾が落ちる原因と、4つの対処法のポイントをご紹介します。
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目次
デンマークカクタスとは?
デンマークカクタスは別名「シャコバサボテン」とも呼ばれるサボテンの一種です。
デンマークで品種改良された、商品ブランドと考えればよいのです。

出典元:https://cherry.naturum.ne.jp
シャコバサボテンは茎が葉状になった、扁平の小さな茎節(葉状茎)が連なって、その先端に美しい花をつけ、茎節の周囲には突起があり、その形がシャコに似ているので、この名がつきました。
冬のクリスマスの頃に、花を咲かせることから、クリスマス・カクタスとも呼ばれています。
開花時期は、品種にもよりますが、ほとんどが10月初旬〜12月中に開花する、秋から冬にかけての花です。
開花時期より前から、きちんと剪定や植え替え、摘芯などの管理を行っていないと、いざ冬になって花が咲かないなんて事になりやすい植物です。
翌年花をたくさん咲かせる為には、剪定や植え替えがとても重要なんですよ
シャコバサボテンの蕾が落ちる原因
置き場所が原因
暑さが苦手な植物のため、直射日光が当たる場所ではなく、風通しの良い明るめの日陰で育てましょう。
湿度が高いのも苦手なので、風通しが良いのも、育てる上で大事なポイントです。
じめじめとしがちな、日陰や日が当たりやすい場所だと、成長不良になったり元気が無くなり、花が咲かない原因になるので気をつけましょう。
また冬は凍るような寒さだと、枯れてしまうので真冬に入る前に、室内の日当りが良く風通しの良い、窓際などへ移動しましょう。
室内へ入れる場合は、外から軒下に移し、その後窓際に移してという様に、徐々に室内の環境に慣れさせるようにしましょう。
室内に入れた場合は、昼間は暖房等で暖かい所に置いていて、夜になり暖房等を消してしまうと、温度差で一晩で蕾が落ちてしまうので、夜間は部屋の中央などに置いて、温度の低下には気をつけて下さい。

出典元:http://o-michiko.txt-nifty.com
ただ蕾が落ちたからと言って、枯れているわけではありません。
最初に咲いた花が終わったのなら、花は少ないですが、2番花、3番花が咲きます。
生育適温は20~25℃ですが、花芽ができる温度は15℃程度です。
冬も生育させるには15℃以上が必要ですが、越冬だけなら、水を控えめにすれば5℃近くまで耐えます。
肥料が原因
花の咲いている時は肥料はいりません。
肥料は4月〜6月中まで緩効性肥料を、1~2ヶ月に1回の割合で施しますが、7月以後は肥料を与えません。
7月以後に肥料を与えると花芽は着きにくくなります。
液体の肥料を2週間に1回ほど与えます。
7月以降も肥料を与えていると、花芽のない新芽が、作られる様になるためです。
水やりが原因
根腐れや極端な水切れによっても咲かずに落ちることがあります。
土が乾いたらたっぷりの、水をあげて良い植物ですが、季節により必要としない場合もあります。
特に夏場は、シャコバサボテン自体が疲れていて、あまり水を吸収する力が無いので、いつもより控えめにしてあげると良いでしょう。
あまり水を与え過ぎると根腐れの原因になります。
真冬の間も休眠期にあたるため、控えめにして大丈夫です。
乾燥には強いので、冬の間の水やりは1ヶ月に1回も与えれば十分です。
こんなに水やりしないと心配ですが、乾燥気味でokなんですね~
我が家のシャコバサボテンの、蕾が落ちたのは、どうやら水やりのし過ぎだった気がしますので、今年はぐっと我慢して控えてみます。
部屋の明かりが原因
シャコバサボテンは典型的な短日植物です。
短日植物とは日中に日が短くなると、花芽をつける特徴をもった植物のことで、およそ日の長さが12時間を切り、更に気温が20度以下になるのが、1ヶ月ほど続くと花芽をつけるようになります。
大体晩秋〜冬の始まり頃ですね。
また光に敏感な植物で、部屋の明かりにも反応します。
冬の期間を室内に入れ、就寝まで明るい部屋に置いていると、まだ日が短くなっていないと勘違いし、花芽をつけず、花が咲かないという事になってしまいます。

出典元:https://item.mercari.com
花芽は、環境が整ってから約1ヶ月ほどたたないと花芽をつけないので、あせらずに見守ってくださいね。
シャコバサボテンを、初めて育てる場合は、10月中旬〜下旬に購入すると、環境の変化が少なくすむため、まず1年目に花が咲くように育てることができます。


シャコバサボテンの剪定
剪定をしてあげることで、花芽がつきやすく良く育つようになります。
春に、各葉の茎節を2節程度、ひねって剪定しましょう。

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剪定することで分枝するようになり、背丈も小さく育てられます。
また秋になっても茎葉が、成長を続ける場合は、剪定を行いましょう。
秋の剪定は、茎の先端部分の新芽を摘みましょう。
その部分は赤くなっていて、柔らかい新芽になります。
秋の剪定は花芽をつけるために、特に重要なので、水やりのタイミングで様子を見るようにしましょう。
剪定を終えたら、水やりは控えめにし、2週間ほど経った後に、通常の水やりを再開しましょう
また摘芯を行った後は、10〜2週間ほどは、水を与えないようにしましょう。
これは花芽のつかない新芽をおさえるためです。
小さな花芽が見えるようになったら、水やりを再開しましょう。
シャコバサボテンの植え替え
花後の管理としては1月下旬から4月中旬に、先端数節の茎節を摘み取って形を整えます。
そのままにしておくと、形が乱れて花数が極端に少なくなってきます。
植え替えは、毎年4月下旬~5月の気候に行います。

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春に行う葉摘みと同時に、行うのがお勧めです。
鉢植えから優しく株を抜き、絡まった根をくずして、綺麗に整理します。
その後、軽石などを敷いた一回り大きい鉢植えに、シャコバサボテンを入れ、用土を周りから入れましょう。
深植えにすると倒れにくくはなりますが、酸素が充分に行き渡らない原因に、なりますので注意してください
シャコバサボテンが、満開に咲いてるのはとても綺麗ですが、せっかくついた蕾が、落ちてしまったらがっかりなんで、環境を整えてあげるのが一番なんですね
さて今年の冬は綺麗に咲いてくれるでしょうか?
今から楽しみですね
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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