ペチュニアが鉢いっぱいに、あふれんばかりに咲いているのは、とてもきれいですが、初心者が育てるとなぜか、上へ上へと伸びて、ひょろひょろの花姿になってしまいますね、たくさんの花を長く楽しむ為には、摘心や切り戻しが必要なんです。今回は花をたくさん咲かせる為にする、摘心と切り戻しについて調べてみました。
目次
切り戻しと摘芯の違い
ペチュニアは切り戻しと、摘芯をした方がよいと言われますが、切り戻しと摘芯ってどう違うのでしょうか?
私も最初どう違うのか疑問でした。
茎を切ることには、変わりないのですが、少し意味が違うんです。
※摘芯とは
側枝を増やして、コンパクトに仕立てることで、まだ苗が小さいときに、先端の芽を摘み取って、脇芽の成長を促します。

こうして摘芯を何度が、繰り返すことにより株が、こんもりとしていきます。
苗を買ってきたら、植え付けする前に1回目の摘心を、しておけばこんもり咲いてくれますよ
※切り戻しとは
伸びた茎を切る事で、花姿を整え蒸れを防ぐ事で、病気にかかりにくくなります。

ペチュニアの切り戻しのタイミング
ペチュニアの切り戻しの、タイミングは、茎が伸びて姿が乱れてき、花数が減ってきて先端の方にしか、花が咲かなくなってきたときです。
この様に伸びすぎて、ひょろひょろに、なってしまう前に切り戻してください。
ペチュニアは花が先端につくので、ついつい花を切るのがもったいなくて、放置しておくとどんどん上に伸びて、この様に花姿が乱れてだらしなくなりますね

こうなったら思い切って、バッサリ切り戻してあげましょう
そうする事によって、新芽が出て来て、再びきれいな花を、次々と咲かせてくれますよ。

ペチュニアの切り戻し時期ついて
ペチュニアの切り戻しの時期ですが、やはり一番やってほしいのは梅雨前です。
理由は梅雨前に伸びた茎を、切り戻しすると、蒸れが防げるということと、梅雨明けにまた満開の花を楽しめることです。

ペチュニアは高温には強いのですが、多湿が苦手なので梅雨時期に、蒸れてしまうと病気になってしまうことが多いです。
お花が咲いていて、もったない気はしますが、思い切って切り詰めて下さい。
そうすることで、また綺麗なお花を、楽しむことが出来ます。
次は真夏に切り戻しをすると、秋にまた満開の花を楽しむことが出来ます。
できれば8月中に切り戻しをするとよいでしょう。
あまり遅い時期(10月)に切り戻しをすると、温度が低くなってしまい、花が咲かずに終わってしまうことがあるので注意して下さい。(寒冷地や暖地にお住まいの場合多少時期がずれることがあります)
ペチュニアの切り戻しの回数について
ペチュニアの、切り戻しの回数ですが、苗を買ってから、最低2回はするといいです。
まず苗を植えてから、1回目の満開を楽しんだらその後切り戻します。(できれば梅雨前に)
そして、梅雨が明けて2回目の、満開になったらまた切り戻すしましょう。
秋までにまた満開の花を、楽しんだら終わり、という感じです。
こうすれば、合計3回の満開の花を、楽しむことができますね。

あとは伸びてきたら、適宜切り戻して下さい。
一度に全部ばっさり切らなくても、気になった茎だけ、切り戻してもよいと思います。
そのようにすると、常にお花は咲いている状態を保てます。
ペチュニアは、どの位の長さに切るのか
ペチュニアの、切り戻しの時に迷うのが、どの位の位置まで切ったら良いのか?ですよね。
あまり短く切り過ぎて、成長が遅くなるのも嫌だし、かといって控えめに切ると、切り戻しの意味がないような気がします。
成長が多少遅くなるけど、たくさんの花を楽しみたいときは、深く切り戻し、なるべく早く次の花を、見たいときは控えめに切って下さい。

切る場所は脇芽が出ている、少し上(5mm位)を切ってください。
大体元の草丈の、半分くらいにするといいです。
そして切り戻したら、忘れずに肥料を与えて下さい!
ペチュニアの切り戻しの後の管理
ペチュニアは、切り戻した後は、いきなり直射日光には当てない方がいいので、翌日までは半日陰で、管理し追肥をあげて下さい。(置き肥がお勧めです)
4月上旬に苗を買って、植えつけた場合は、3週間後くらいに満開になったら、切り戻しをしましょう。
そして5月下旬から、6月初旬に満開になったら梅雨前に2回目の切り戻しをしましょう。
その後は、8月に満開になったら、そのまま楽しむか、もう一度切り戻して秋に楽しみましょう。
切り戻しをマスターすれば、ペチュニアの育て方も簡単です。
ぜひこんもりと、鉢いっぱいに咲く、ペチュニアの花を育ててみて下さいね。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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