退院のお祝いに、高級シクラメンを頂いたのですが、鉢底に穴が開いてなくて、どうやって育てたらいいのかわからくて調べたら、底面給水という方法で育てる事がわかりました。
この記事では初心者でも、シクラメンを上手に育てられるポイントや、しおれた時の対処法をご紹介します。
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目次
シクラメンがしおれた時の対処法
シクラメンは寒い時期に流通するのですが、寒さには弱く人が生活する場所では暑すぎるとなど、なかなか繊細なところがあります。
シクラメンは暑い場所が苦手
シクラメンがしおれる原因はいくつかありますが、一番は暑さです。
シクラメンの適した温度は10度前後で、人が生活する15度くらいに暖められた場所ではグッタリとしおれてしまいます。
なのでシクラメンの置き場所は必ず、リビングなどの場所ではなく、人にとって寒いくらいの場所にして下さい。(玄関や廊下などです。)
シクラメンは寒さにも弱い
シクラメンは、暑いところが苦手なのですが、冬の強い寒波によって、0度以下になるようなら、今度は寒さでしおれてしまいます。
霜に当たっても枯れます。
日頃は玄関など、涼しいところで管理しますが、寒くなって0度あたりまで下がるようなら、もう少し暖かい場所で管理します。
シクラメンがしおれる原因は水切れ
②しおれた花の茎を紐で束ねる。
③新聞紙などで、葉っぱごとグルリと巻き上げる。ダレた葉っぱを持ち上げるように。
④この状態で日陰に一日放置。
必ず直るわけではないですが、やってみる価値はあります。
シクラメンの価格
シクラメンは冬の女王といわれる鉢花です。
シクラメンは10月から、店頭販売が始まりますが、優良品が出回るのは11月の半ばからです。
12月はお歳暮で送ったり、もらったりするのがピークになるので、流通は12月がピークですね。
ちなみにクリスマス前になると需要が下がって、シクラメンの価格は急激に下がります
価格は1000位から、5000円以上のものありますが、おすすめは3000円前後です。
2000円と3000円では、見た目に違いが無いように思えますが、葉っぱの数と花の数がぜんぜん違います。
このバランスがもっともよいのが3000円です。
これが私が娘婿から、退院祝いに頂いた高級シクラメンです。
花も葉もぎっしり詰まってて、土は全く見えないので、水やりは底面給水法ですね
大切なシクラメンを枯らしてはいけないと、毎日細心の注意を払い育ててます。
せっかく頂いたので、来年も咲かせようと考えてます。
ガーデンシクラメン
シクラメンの寒さに強いものを交配して作った品種で、霜にあたっても枯れないので、冬のガーデニングの定番です。
最近はお正月に、ガーデンシクラメンの寄せ植えをされてるお家も、よく見かけますが玄関に、こんな可愛いシクラメンがあると素敵ですよね
ミニシクラメン
シクラメンを小さく仕立てたもので、見た目がガーデンシクラメンと同じなのですが、霜に当たると枯れます。
こちらのミニシクラメンも、キッチンの窓辺に置くとアクセントになりますね
ガーデンシクラメンかミニシクラメンかの見分け方ですが、お店で売ってる花鉢には、厚紙のタグがついていますよね。
タグには花の品種や育て方が書かれています。
ガーデンシクラメンかミニシクラメンかは、このタグに書いてあります。
ガーデンシクラメンは、霜に当たっても枯れないことが、メリットであり、農家はガーデンには必ずガーデンシクラメンの「タグ」をつけます。
なのでタグが無ければ、ミニシクラメンであり、「霜に当たったら枯れる」と考えましょう。
シクラメンの花が長く続かない原因
シクラメンの花が、長く続かないという原因のひとつに、水やりも大きく関係します。
特に初心者の方は、普通の水やりはしない方がおすすめです。
底面給水という鉢の底から、水を吸わせる水やりの方が失敗しないです。
やり方は簡単で、給水器が付いている場合は、5-8割り程度の水量をキープしてください。
給水器のない鉢の場合は鉢皿にたっぷり、水を入れ吸わせたら少し吸い上げる時間を置き、残りの水を捨てるだけです。
上からあげるより簡単で失敗が少ないですよ。
ただたまには土に水をやってください。
土の中にある雑菌や排泄物や、ガスを水で押し流すためです。
そのときは花はもちろんですが、葉っぱや球根に水が当たらないように、水差しの先端を鉢の側面に当てて静かに水を注ぎます。
シクラメンの肥料の与え方
肥料は固形と液体がありますが、簡単でおすすめなのが2000倍肥料を、水やりのたびに与える方法です。
固形肥料を与えたい場合は、1ヶ月に1度緩効性肥料を株元において下さい。
ただ鉢底給水だと、あまり固形はおすすめできないですね。
慣れた方で上から水やりをするという方は、こちらの固形肥料でも大丈夫でしょう。
初心者はそのまま使える、下記の液体肥料がおすすめですね
シクラメンの花がら摘み
開花期のお手入れ方法のひとつが、花がら摘みです。
咲き終わった花を取るというのは、他の植物でも同じですが、シクラメンは非常に茎が長く葉の下の方に根元があります。
途中からカットせずに、必ず花のついている茎の根元から、ねじりきって下さい。
途中までの茎を残すと、そこからカビが発生して、灰色かび病の原因となってしまうからです。
これは終わった花だけでなく、黄色や茶色に変色した葉にもおこないましょう。
これにより多少は株元への日当たりもよくなります。
開花期の手入れ・葉組み
もうひとつがシクラメンの、独特なお手入れなのですが、葉組みということをおこなうと良いです。
やり方は葉をできるだけ外側に、なるよう手で引いてあげるだけです。
これには葉が外側で花が中心に集まり、見た目がきれいになるのと、葉の位置を整えることで下に出てきているつぼみの、日当たりがよくなるという2つの効果が期待できます。
シクラメンの管理の仕方
シクラメンの置き場所
11月になると、霜が降りる地域がほとんどなので、室内で管理します。
室内は十五度以上にならない、できれば10度から12度の場所が最適です。
「人間が過ごすには寒いくらいの場所」がシクラメンにとっては、適切な環境です。
リビングなど昼間に人が生活する場所は、シクラメンにとっては「暑い」です。
暑いと葉っぱがクタっとなって枯れるので注意しましょう。
日当たり
明るい部屋か、窓越しに陽が当たるところで管理します。
日光を浴びれば葉っぱが増えます。
シクラメンは葉っぱの数だけ、花が咲きますので、ここでしっかりと日光を当てて、適切に肥料をやることで、花の数が全然違ってきます。
シクラメンは日光に当てる
●20度前後になるとしなびるので、昼間に人が生活しているような場所リビングはダメ。
●日光に当てた方がいいが、花が咲いている間は玄関や廊下など、涼しくて人が通る場所で鑑賞するようにしましょう
●日光に当てれば次が咲きます。
●3月以降、霜がおりないならば戸外で管理します。