あなたはハナミズキという花を見た事がありますか?桜が咲き終わった後に、春から夏まで綺麗な花をつける大きな落葉樹です。ハナミズキは花だけでなく、秋にも葉が紅葉したり、真っ赤な実をつけます。今回は庭に植えてるハナミズキの花付きが悪いとお悩みの方に、ハナミズキの花が少ない原因と、翌年の花つきをよくする剪定方法などご紹介します。
目次
ハナミズキの植え付けの適期
「ハナミズキ」と聞くとまず思い浮かぶのは、一青窈さんの「ハナミズキ」ですね
この曲はいつ聴いても、とてもいい曲で若い人から、私達のシニア世代にも人気ですね
ハナミズキの植え付けの適期は、これから落葉後の10月下旬~11月と、厳寒期を除いた2月下旬~3月です。
ハナミズキは新築のお家の、記念樹として植えられる方も多いですね
出典元:https://green-rocket.jp/tag/hanamizuki
白やピンクの可愛い花が咲き、秋には紅葉し赤い実をつけ、やがて冬が来ると落葉し、来年に向けての準備が始まります。
出典元:https://lovegreen.net/gardening/p82814/
私も毎年、近所のお宅の庭に咲いてる可愛い花は、なんの花かと思いながら、ながめてましたが、これがハナミズキだと最近知りました。
とっても綺麗で可憐な花ですね
ハナミズキの花が少ない原因
成長途中である
花が少ない原因で、まず考えられるのは、木が生長途中にある場合です。
樹木は、花をつけることにも、実をつけることにもエネルギーを使います。
その為、樹木の生長期にまだまだ生長したい場合は、花や実にエネルギーを、回せないことがあります。
苗を買ってまだ、年数が浅かったりすると、木は葉や枝・根を伸ばす方に、エネルギーを使う為、花や実にまでエネルギーが使えないのです。
果樹は、実をつけるまで時間がかかるのが、これと同じ理由です。
剪定の時期
ハナミズキは、日当たりが悪いと花付きが悪くなります。
また、日当たりが良い場所に植えてあっても、枝が混んでいたりすると、中の方の枝には日が当たらず、花が付かなくなることがあります。
ひょろひょろした細い枝には花が付きませんので、適期剪定が必要になります。
剪定の適期は、5月~7月です。
出典元:http://www.yasashi.info/ha_00014g.htm
土が適していない
土にが何らかの理由で、栄養がない土になっている場合、花がつかなくなることがあります。
隔年開花(去年咲きすぎた)
ハナミズキの花の中には、一年おきに開花する隔年開花という、性質を持ったものがあります。
出典元:http://www.morikawafudousan.co.jp/diary/9354
隔年開花とは、ある年蕾をたくさんつけ、たくさん開花させた木が、花を開花させるために、エネルギーを使いすぎてしまい、翌年花つきが悪くなる場合があります。
ツツジやシャクナゲ、柿などはよく聞きますね
沢山花芽が付いた後の年は、花が咲かなかったり、花芽が付いても数が少なかったり、といったムラがある場合があります。
毎年同じように開花させたい場合は、蕾の段階で摘蕾(てきらい)を行うことが必要です。
出典元:https://sdknz610.exblog.jp/5323084/
例年よりたくさん花芽が付いた時、翌年も適度な花付きを望む場合は、蕾を取る摘蕾(てきらい)を行ってあげると、花つきのムラが少なくなります。
こういう作業も必要なんですね~
ハナミズキの肥料
ハナミズキは開花後に、お花をたくさん咲かせてくれたお礼肥を与えましょう。
出典元:http://central-green.jp/smarts/index/103/
花後6月ごろに、木の枝の外周に沿って、10cmほどの深さの穴を掘り、肥料を混ぜ込みます。
また休眠期の11月~3月ごろにも、寒肥と言って冬越しの為、肥料を与えます。
花つきをよくする方法
木をストレスにさらして、花付きをよくする、という対策があります。
木は生育環境など身に危険を感じると、子孫を残そうとして花をつけたり、実をつけるようになります。
その仕組みを利用して、根切りをするというものです。
幹から15cmくらい離れた場所に、スコップを突き立て、根を切ります。
これを3、4カ所行うことで、根が切られたハナミズキは、子孫を残そうと花をつけるのです。
随分荒療治で可哀想ですが…
いきなり大きく切ってしまうと、失敗するといけないので、根元を少しずつ掘り起こしながら、根をカットしてみる、など少しずつ様子を見ながら行う事をお勧めします。
ハナミズキは樹形の乱れが少ない木ですが、どうしても剪定が必要な場合は11月~2月、落葉している間に行うのが剪定の適正時期です。
落葉しているので花芽がわかりやすく、誤って剪定してしまうことを防げます。
出典元:https://art-sentei.com/5253.html
またハナミズキの花芽は、6~7月ごろに花芽分化するため、それ以降に剪定するときは注意が必要です。
ハナミズキの花芽は小さな可愛い形なので、それを落とさないように、注意しながら剪定しましょう。
せっかく植えた庭のハナミズキが、花が少なくてがっかりしない様に、これらの事に注意し毎年、綺麗な花をいっぱい咲かせましょう
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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