朝顔は夏を連想させる花ですが、元気が良すぎてどんどん成長し、窓から2階までつるが伸びたグリーンカーテンは、遮光になってよかったのですが、花後はネットに絡みついた、つるを取るのに一苦労し翌年は、朝顔は植えませんでした。
2年後はあんどん仕立てで、変わり咲き朝顔を植えてみましたが、桔梗咲きの朝顔がとても可愛く、花後のつるの処理も簡単だったので、今日は桔梗咲き朝顔の育て方や、花をたくさん咲かせる為のポイントをご紹介します。
目次
桔梗咲き朝顔ってどんな花?
桔梗咲き朝顔は、花姿は一般の「あさがお」とは全く違う花の形をしています。
桔梗咲き朝顔は、桔梗(ききょう)の名前が入っているように、桔梗に似た花姿をしているのが特徴です。
桔梗と言えば、星形の花を咲かせますが、桔梗咲き朝顔もまた、花びらの先がとがり、少し複雑な形をしています。
桔梗のように星形の咲き、そこに半八重咲きが混ざることによって、この様な複雑な花姿が生まれます。
朝顔の変化咲き朝顔の一種で、変わっているので人気がありますが、一般的な朝顔よりも成長が鈍いです。
変化咲きの中には、つる性になりにくいものもありますので、苗のタグをチェックして下さい。
つるのない朝顔も、変わってていいですね
桔梗咲き朝顔の育てかた
※アサガオ栽培手順
• 土の準備
• 種まき
• 発芽
• 植え替え、間引き
• 摘芯、ツルの導引
※土とプランターの準備
土はホームセンターなどで売っている、花の培養土を準備します。
市販の土なら肥料も入っているので、成長が早い朝顔でも安心です。
去年植えたプランターに土が残っていても使わず、必ず新しい土に入れ替えましょう。
朝顔は連作障害があって、去年使った古い土ではうまく育たないのです。
培養土の下に入れる、水はけを良くするための底土(軽石や赤玉土など)も準備しましょう。
プランターの場合は、植えたい株の数にもよりますが、15センチ〜20センチ間隔で、株を育てることを考えて、大き過ぎないプランターや鉢を選んで下さいね。
※種まきの適温
発芽適温は約20度~25度と高めなので、充分に暖かくなった、5月に種まきを行います。
土は充分に湿らせ、一箇所に2~3粒ずつまき、株間は20センチくらいとりましょう。
発芽後は本葉が2~3枚になったら、元気の良いものを残し1本にします。
桔梗咲き朝顔の種まきのポイント
ポットなら1鉢に1個の種をまきます。
指で1センチ位の、くぼみをつけて、種の丸い方を上にして植えます。
その後、土をかぶせて軽く押して、土を密着させて下さい。
あとはたっぷり水をあげて、土が乾かないように管理すれば、1週間ほどで芽が出ます!
朝起きて、こんな可愛い双葉がたくさん出てたら、なんだか嬉しいですよね~
市販の種は発芽率がいいので、そのまま撒いてもほぼ全ての種から芽が出ますが、心配なら1ヶ所に3つくらい撒いて、後で間引きしてもOKです。
去年自分で育てた朝顔の種ならは、発芽しやすくする為、一晩水に浸かるか表面に軽く、傷をつけて発芽しやすくします。
桔梗咲き朝顔の欠点としてはいけない事
※摘心を何度もすると花が咲かなくなる
一般のアサガオよりも性質が弱いので、一般のアサガオのように摘芯すると、回復まで時間が掛り、思うように花が咲かなくなります。
5月前後に植えたら早めに摘芯して、それ以上の切り戻し・摘芯はしないようにします。
※葉っぱが縮れやすい
新芽がどういう具合か、枯れてしまいますが、病気ではないので気にしないで大丈夫です。
※翌年の種が少ない
桔梗咲き朝顔は種子も取れますが、通常の朝顔ほどは種子が取れません。
通常のアサガオよりも生育が遅く、根をしっかりと張るまで時間が掛るので、地植えよりも鉢植えの方が、花が咲きやすいのは、根が詰まり気味の方が、花が咲きやすいのではないかと思います。
植物は色んな事が原因で、花が咲かなかったり、花数が少なくなるんですね
桔梗咲き朝顔のあんどん仕立て
小学生が育てる鉢植えの朝顔はこのタイプですね。
子育て時代を思い出し、なんだか懐かしいですね~
日当たりは良いけれど、夜も街灯の明かりがあたって、明るい場合は鉢を移動できる、あんどん仕立てで育てることをお勧めします。
朝顔は夜は暗くないとつぼみをつけないのです
最低でも2〜3日夜、暗い場所に置けば、つぼみを付けてくれます。
また昼間、あまり暑すぎる場合も、枯れてしまうことがあるので、涼しい場所に移動できれば安心ですね。
市販の支柱をプランターに設置したら、バランスを考えて右巻きにツルを巻きつけて導引しましょう。
その際、つぼみは支柱の外側を向くようにすると、花が咲いた時に見た目も綺麗です。
なるほど、つるの巻き方次第で咲いた時の、花姿が引き立つのですね~
何も考えずにつるを巻いて、花が全部内側に向かって、咲いてしまったら最悪ですね
桔梗咲き朝顔の水やり
土の表面が乾いたら水を与え、あまり与えすぎると、根腐れしてしまうので気をつけましょう。
また日中暑い時間帯の水やりは、鉢の温度が上がってしまうので避けて、朝早くや夕方以降に水やりして下さい。
私も朝水やりを忘れてしまい、お昼に気が付いて慌てて水やりをしたのに、鉢花がぐったりしてしまった、経験がありますので、朝の水やりを忘れた時は夕方まで待ってからあげましょう
また真夏はすぐに土が乾燥するので、朝晩2回の水やりが必要です。
特に夜間は、つるやつぼみが成長するので、夕方の水やりは欠かさずに行いましょう
桔梗咲き朝顔の追肥
あまりつぼみがつかなくなったり、葉っぱの元気がなくなったときは追肥のタイミングです。
市販の液体肥料を薄めて月に2〜3回、固形の肥料なら根元から少し離れた、土の上に月に1回与えます。
アサガオは、リン酸が多いと花が良く咲き、窒素が多いと葉が茂ります。
リンと窒素の割合が難しいので、下記の様な肥料がお勧めです。
桔梗咲き朝顔の花がら摘み
朝顔の花が終わったら、枯れた花がらを摘み取ります。
翌年の種を取る分は残して、それ以外は摘み取る方が、これから咲くつぼみに栄養が行き渡ります。
アサガオは、夏の花ですが、直射日光が当たって温度が上がりすぎる場合や、コンクリートの輻射熱で、急激に温度が上がると根が弱って枯れてしまうこともあるので、置き場所を変えたり、遮光ネットなどを活用しましょう。
夏の早朝、朝顔が咲いてるのを見ると、爽やかな気分になりますね
あなたも今年は、ぜひ桔梗咲き朝顔を育ててみて下さいね
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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