いよいよ「令和」新しい時代の幕開けですが、平和で暮らしやすい生活を願っております。
只今ゴールデンウィーク、真っただ中ですが田舎に帰省し、野山に山菜採りに出かける方もいるでしょう
ここ最近毒のある植物を、間違って食べ死亡する人が後を絶ちませんが、実は私達の身近にある野菜にも、毒を含んでる物がたくさんあり、充分注意しないと食中毒を引き起こします。
今回は身近な野菜に潜む、食中毒の危険についてご紹介します。
インゲン豆の強い毒性
「インゲンマメ」は加熱が不十分だと毒性が5倍になります!
インゲンマメは「レクチン」を作り出します。
2006年、これにダイエット効果があるとして、テレビで放送され、実際に試した人のうち158人が中毒となり、下痢、嘔吐、腹痛などの症状を呈した事例もあります。
これも怖い話ですが、テレビで放送されたら、誰もが試したくなりますよね
情報にすぐに飛びつかない様に注意しましょう
インゲン豆の摂取量
インゲンマメの場合、下ごしらえが不十分なマメを4、5粒食べれば、ほぼ例外なく中毒するといわれます。
症状の重さも、食べた量が多いほど重症化します。
生に近い程、重症化するから気をつけたいですね
マメの下ごしらえと調理法に問題
マメの仲間で中毒するケースは、おもに「下ごしらえと調理法」に問題があります。
インゲンマメには、レクチンの一種「フィトヘマグルチニン」が含まれます。
マメが完熟に向かうにつれて、含有量も増えてくるため、しっかり取り除く必要があります
マメで中毒を起こした原因
・マメを水に浸して柔らかくし、そのままサラダに入れて食べた。
・フライパンで数分間ほど炒って、これを粉にしてご飯にまぶして食べた。
・マメを水に浸して柔らかくしたのち、煮物にして食べた。
インゲンマメは、生に近いほど中毒を起こしやすくなります。
水に浸し、柔らかくしただけでは「フィトヘマグルチニン」はたいして影響を受けませんので加熱が不可欠です。
また、フライパンで炒める、低温調理器で煮る程度では、減毒できず、むしろ危険性を高めるだけなのです。
FDA(米国食品医薬品局)は、「80℃までしか熱しなかった場合、毒性が生のマメの約5倍になる」と報告しております。
マメを安全に美味しく食べるには、高温でマメが十分に柔らかくまで、煮込む必要があるのです。
毒性の強い他の野菜
気を付けたいのは今が旬のズッキーニです。
β-カロテン、カルシウム、ビタミンKなど、暑い季節に失われがちなミネラルが豊富で、カロリーは低めで味わいもみずみずしいですが、「ククルビタシン類」という成分が含まれています。
中毒になると、ひどい下痢、猛烈な腹痛、激しい嘔吐を繰り返します。
キュウリ、ゴーヤ、メロンなどのウリ科植物などにも、広く見られるため注意が欠かせません。
キュウリもまれに苦いものがありますが、食べない事ですね
中毒を避ける方法は
野菜の食中毒を避けるには「味覚」と「ちょっとした知識」です。
中毒症状を起こした人たちは、いずれも「食べたとき、強い苦みがあった」と言います。
ウリ科野菜の多くは、清涼な風味が持ち味です。
ところがたまに、強い苦みのあるものが、市場に出てしまいます。
違和感があったら飲み込まず、すぐに口から出すことです。
家庭菜園では収穫期を守る
野菜を自分で育てている場合、「収穫期」は必ず守りましょう。
時期を過ぎたものは、美味しくないばかりか、中毒の危険があります。
私も昨年からよく食中毒になり苦しみましたが、歳を重ねるたびに免疫力の衰えを感じてます。
なにかと多忙な現代人が食中毒で倒れたら、回復するのに3日は要しますし、その間食べれないので、体力が落ちてしまいますので、くれぐれも注意しましょう
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。