あなたは酔芙蓉という花を、見た事がありますか?今、京都の大乗寺というお寺で、美しい酔芙蓉の花が見ごろを迎えています。酔芙蓉の花を拝観できるお寺は全国にありますが、中でも京都の大乗寺の酔芙蓉の数は1300本で、これほど群生してるのは珍しいです。今回は京都の酔芙蓉の寺「大乗寺」にスポットをあててみました。
酔芙蓉の寺・京都の大乗寺
大乗寺は、京都市山科区にあり「酔芙蓉の寺」と呼ばれるお寺です。
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大乗寺は文学のお寺で、日蓮上人の歌碑や小倉百人一首の、歌碑などが建っています。
大乗寺は、戒禅比丘隆韶大和尚が開基した古いお寺で、歴史は300年以上あります。
もともとは上京区にあった尼寺で、昭和55年に現在地に移転してきました。
一時はかなり荒れ果てていたそうですが、平成4年に移り住まれた住職により、参道の整備など復興がなされました。
その時に50本の酔芙蓉を植え、年々数を増やして現在では1300本ほど植わっています。
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1300本なんて想像がつきませんが、これだけの数の酔芙蓉を育てるのには、ご住職の並々ならぬご苦労があったことでしょうね
これほどの数が群生するのは全国的にも珍しく、新聞で取り上げられてからは、大乗寺は酔芙蓉の寺として知られるようになりました。
しかし、これだけの数の酔芙蓉が咲いてたら見事でしょうね~
私も一度行ってみたいです!
酔芙蓉ってどんな花?
酔芙蓉は八重咲きで、花色が変化する美しい芙蓉です。
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芙蓉の花は真夏が見ごろの時期ですが酔芙蓉(すいふよう)は秋に入った9月から10月にかけて見ごろを迎える花です。
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芙蓉は朝に咲き夕方には萎む一日花ですが酔芙蓉は八重咲きで朝のうちは白、午後にはピンク夕方から夜になると紅色になるという珍しい花です。
お酒を飲むと顔色がだんだん、赤くなるのに似ていることから、この名前がついたと言われているそうです。
花が白からピンクに変わっていく瞬間をみたいですね
それにしてもひと花で2度楽しめるなんて最高ですね~
お庭に酔芙蓉が1本あればきれいでしょう
京都・大乗寺へのアクセス
大乗寺は地下鉄御陵駅(みささぎ)から歩いて15分ほどですが、ちょっと遠いかな?
しかもその後は、坂道を登るので、ちよっとしんどいですよ。
お寺の正面入り口は急勾配な石段です。
きつい石段ですが、手すりが設置されているのと、20数段位なのでなんとか頑張れば登っていけます。
でも雨上がりは滑りやすく危険なので、晴天の日に行く事をお勧めします。
健脚でないので、石段はを利用したくない方は、入り口が2ヶ所あるので、坂の上側の入り口からどうぞ
拝観時間は9時~16時で、拝観料も無料となっていますが、境内維持のための志納金は300円です。
酔芙蓉もこれだけあれば、管理するにも費用が掛かりますからね~
住職はご病気で、副住職が酔芙蓉の管理を任されてるとか…
これだけの数の花のお世話は、本当に大変ですよね
京都・妙蓮寺の芙蓉
妙蓮寺は、堀川寺ノ内というバス停の近くにあります。
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芙蓉の花がたくさん咲いてて、座敷の拝観もでき、人が少ないので拝観はお勧めです。
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ごのような素晴らしい石庭があります。
この石庭は、十六羅漢石庭と呼ばれる庭園で、その中にある青い大きな石はで、秀吉公によって伏見城から移されたものだそうです。
庭園は常時拝観可能ですが、宝物殿は事前予約が必要です。
芙蓉の花の見頃の時期は、9月下旬位までで、あとわずかなんで駆け込みで見れそうですね
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妙蓮寺の芙蓉の色は、少し濃いめのピンクではっきりしてますね
綺麗な庭園や芙蓉の花を見れば、ほんのひと時でも忙しい日常を忘れ、きっとリフレッシュしますよ
祇園の白川沿いの芙蓉
京都市東山区の白川南通沿い(川端通橋の間)です。
四季を通じて様々な花が咲く、祇園を流れる白川沿いは、晩夏から初秋にかけて芙蓉で彩られます。
京都の趣きある町並の中、川沿いに白やピンクの芙蓉が咲いています。
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川の向こうには、歴史ある料理旅館などが建ち並んでいます。
見頃は8月下旬~10月中旬ごろですのでもう少し見れますね
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私は若い頃京都に住んでましたが、身近にこんな、いい所があったなんて知らなくて残念です。
白川沿いに芙蓉が咲き乱れてる光景は、素晴らしい景観でしょうね
あなたも京都に行くことがあったら、是非一度、芙蓉や酔芙蓉散策をしてみて下さい。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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