2年前から半年に1度の頻度で、胃痛と嘔吐で苦しんでましたが、腸閉塞の苦しみは、2021年7月9日コロナワクチン接種後の夜に、嘔吐・下痢・その2日後の夕方発熱・胃痛と嘔吐を繰り返し、血圧急上昇と息苦しさに危険を感じ、倉中に救急外来で入りCT検査の結果、6日間入院それから1ケ月半して再発し、なんとまた8日間入院となってしまいました。
今回は倉敷中央病院での、2度目の癒着性腸閉塞での8日間の、闘病体験をお伝えします。
目次
腸閉塞の繰り返す苦しみ
最初に腸閉塞の、前兆があったのは2019年4月でした!
娘とランチに行った時に、いつもより多い量を無理して食べてしまい、後から苦しくなり嘔吐してしまい、帰宅後も何度も嘔吐し、差し込む様な胃痛で苦しみました。
この時は病院で「急性胃腸炎」と診断されました。
幸い処方された薬を飲んで、3日位で症状も治まりました。
2度目は2019年の10月、副業の新しい仕事を覚えるのに、精神的ストレスから、何度も嘔吐し胃痛で苦しみました。
3度目は2020年8月に、歯医者に行き午前中に奥歯を抜歯し、その日の仕事中16時~微熱と嘔吐、胃痛が始まりました。
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この時も3日位で治まり、仕事にも復帰出来ましたが、その後半年に1回の頻度で、同じ症状で4度も苦しみました!
今振り返るとこの頃から、少しずつ病気が進行してたのでしょう
どこの病院でも病名は急性胃腸炎だった
1回目の症状が出てから半年後、2019年の9月仕事中に吐き気がしトイレで嘔吐、激しい胃痛と腹痛にみまわれました。
3時間トイレを出たり入ったりして、あぶら汗をかきながら苦しみました。
そして夜に何度も嘔吐し、翌日は日曜だったのですが近くの病院に、急患で受診しましたが、この時も急性胃腸炎ですと言われ、痛みがひどく薬を処方してもらい、点滴もしてもらいましたが、帰りの車の中で座っていられないほど苦しみました!
この時はロキソニンを飲んでも、なかなか痛みが治まらず3日仕事を休みました。
4日目には普通に生活が出来たので、食当たりだったのかなと思い、古い物は食べない様にし、キッチンや調理器具も毎回消毒するように心掛けました。
その後2020年にも半年に一度同じ症状にみまわれたので、今年2021年5月にがんを疑い意を決して、胃カメラや大腸の内視鏡検査をしましたが、異常は見つかりませんでした。
そして2021年7月、コロナワクチン2回目摂取後の夜に、またしても同じ症状に苦しみ倉敷中央病院で、私を苦しめてた病気の原因と病名が判明したのです。
原因は20年前の子宮全摘出手術で、病名は癒着性腸閉塞で、この日緊急入院しました。
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「腸閉塞で緊急入院!コロナワクチン接種後の激しい嘔吐・下痢」
倉敷中央病院での8日間の体験談
1度目の入院は、絶食と点滴のお陰で自然治癒し、手術はせずに退院できたのですが、手術してないので又ぶり返すのではないかと、退院当初はすごく不安でした。
この時は体重が、39㌔まで落ちてしまってたので、何とか早く体重を42㌔まで戻そうと、栄養のある食事を心がけ、2週間で41㌔まで戻り、少しずつ体力も回復しだしたので、通常の生活リズムを取り戻し、またWワークを復活させました。
いつものように働いても、疲労感は全くなかったので、自分では無理をしてるとは感じてなかったのですが、2021年9月6日夕方から、胃に差し込むような痛みがありました。
9月7日朝、またしても胃に差し込むような痛みがあり、7時に嘔吐しました。
今日は休まないと無理と思い、1時間ほど横になってたら、治まったので慌てて身支度して出勤しました。(職場まで自宅から車で7分なので間に合いました)
出勤してしばらくは胃痛はありましたが、その内治るだろうと我慢して働いてましたが、10時半と11時に吐き気がして、トイレに駆け込み2度吐きました。
もう無理だから早退しようと、ロッカーで着替えてる時に、また吐き気をもよおし、必死でこらえたにもかかわらず、マスクの中に戻してしまいました
その後車を運転中に気分が悪くなり、車の中でナイロン袋に嘔吐し、帰宅後12時に又嘔吐し、午後のパートに出れる状態ではなかったので休みました。
夜は熱があり、38度3分まで上がりましたが、時間の経過と共に37度5分まで下がりました。
翌日は痛みや吐き気も治まったので「このまま寝てればよくなるだろう」と安易に考えてましたが、娘から電話が入り「今日は休みなんだから、少し良くなったら倉中行かないとダメよ、今日は仕事だからついて行けないから一人で行って」と言われました。
大きな病院だから、駐車場からかなり歩かないといけないし、待ち時間も長いのを考えたらとても一人で行く元気はなかったので、やむなく足の悪い主人に休んでもらい、体の不自由な主人の、おぼつかない運転で同行してもらう事にしました。
院内は広く迷路のようで、初めての外来受診で、外科までたどり着くのに、足の悪い主人を途中休憩を取りながら「どっちが病人かわからんわ」と言いながら歩いたのですが、外科に行く途中で主人は「車椅子はないんか?」というので「誰が乗るん?病人が車椅子押すん?」ときつい口調で言うと、さすがに借りてきてとは言いませんでした。
待ち時間も長く、移動でかなり歩いたので、主人もこの日の付き添いは、かなりへとへとだった様でした。(1週間足が腫れて、足の付け根が痛かったと言ってました)
この日はもし入院になったらいけないと思い、入院の準備はしてきてましたが、造影剤検査でまた腸が腫れてるので、すぐに24時間の点滴が始まり入院となってしまいました。
「あ~またか、職場の人達にまた迷惑かけてしまうなあ」
この日も一度帰らせてと、主治医にお願いしましたが、点滴なしで帰宅中に悪化したら危険だからと、許可が出なかったので諦めました。
この時は痛みもなかったし、吐き気や熱もないので、そんなに重症とは思いませんでした。
倉敷中央病院での入院1日目
入院時に4人部屋を希望したのですが、あいにく空いてなくて、1日1万円の個室に入れられてしまいました。
お部屋は広くてトイレもシャワー室も、キッチンもあり快適でしたが、ここに何日いないといけないんだろうと思うと、お金の事が心配で落ち着いて寝れませんでした。
昨夜から絶飲・絶食で点滴だけで、部屋にこもってたので、1日がとても長かったです。
「せめて水かお茶が飲みた~い」
夜になると個室は、なんだか怖くて眠れなくて、一晩中灯りをつけてました。
倉敷中央病院での入院2日目
主治医の説明では「腫れがなかなか引かないので、すぐに手術は出来ませんが、来週末位に予定してます」と言われました。
毎日レントゲンを撮り、トイレに行く度に、尿の量を計測しないといけなかったのですが、これが結構、面倒でだんだん慣れてくると、これぐらいなら○○㏄だと分かりだし、計らずに適当に記入してました。
看護師さんに4人部屋が空いたら変わらせてとお願いしてたので、2日目の夕方空いたので部屋を変われました。
4人部屋はカーテンで仕切ってて、今回は窓際ではありませんでしたが、入り口の方のベッドからも、外の景色が見れる様に、窓がついてたので圧迫感がなかったです。
窓の前にはお花をを飾れる棚もあり、手前は少しスペースがあったので、窓際でストレッチをするにはもってこいの空間でした。
これなら室内で筋トレもできるし、やっと落ち着いて治療に専念できます。
倉敷中央病院での入院3日目
今日やっと、少し水分飲んでもいいと許可され、飲んだ後の腸の様子をレントゲンで調べると言われました。
毎日CTの検査に行くのに、広い院内を車椅子に乗って、連れて行って貰うのが、楽ちんで楽しみになって来ました。
コロナ禍で家族との面会も出来ず、患者同士の会話も控え、看護師さんや主治医とも私語は禁止だったので、車椅子で移動する時だけが、看護師さんと会話出来る唯一の時間でした。
今日もまだ腸の腫れが引いてなく、食事の許可が出ないので、同室の患者さんの食事の時間は、空腹に耐えられないので、廊下を歩いたり、休憩室でスマホを見て過ごしてました。
「あ~私も早く食べた~い、いつになったら食べれるの?」と心で叫んでました。
テレビはいつも料理番組や、美味しいお店の番組ばかり見て、退院したら孫に作ってあげようと、考えてたら気力が湧いてきました
倉敷中央病院での入院4日目
今朝のレントゲンで、ようやく腫れが引いたので、昼食から3分粥の許可が出ましたが、看護師さんが「お粥の許可が出たのなら、手術は無しになったんでしょうね」と言う「手術するなら絶食のまましますからね~?」と不思議そうな顔をして出ていきました。
どういう事なんだろうと思いながら、「間違って出されたのかな?」と心配してたら看護師さんが又やってきて「先生に確認しましたから食事していいですよ」と伝えに来てくれました。
入院してまだ4日目だけど、6日の夜に食パン1枚食べた切りだから、食事は5日ぶりでした。
3分かゆなんて生まれて初めて食べましたが、おも湯の底にお粥が団子の様に沈んでました
多分これを混ぜて食べるんでしょうが、味は全くないのでまずくて食べれないだろうと思ったので、団子状のお粥だけ器に移し、海苔を掛けて食べました。
副菜は温泉たまごのみ、後はゼリーとリンゴジュースと、飲むヨーグルトだけでしたが、とても嬉しかったです。
毎日何気なしに食べてる食事ですが、なんでも美味しく頂けると言う事は、本当に幸せな事だと入院して改めて痛感しました。
夜じんましんが出ましたが、我慢できない程でなかったので、薬は飲みませんでした。
倉敷中央病院での入院5日目
今日もまた3分かゆでまずかったけど、味噌汁は久しぶりだったので、具なしでもとても美味しかったです。「早く美味しい味噌汁が食べた~い」
回診時の主治医からの説明では「当初は手術の予定でしたが、今のところ緊急性もなく、切った為に他が詰まるかもしれないので、今回は手術はしない方向で進めてます」と言われたのですが…
このまま退院しても、又同じ事の繰り返しになるのは嫌なので、手術をして欲しいと伝えたのですが「今は予約が一杯で重症の患者さんが優先されるので、どうしても手術希望なら、一旦退院して予約を取ってから、再入院になります」と言われてしまいました。
仕事もそう何度も休めないし、家族や職場の同僚は今回入院が長引いても、手術して完治するのなら、そうした方がいいと言うし、主治医は緊急性がないので手術は躊躇してるし、迷ってなかなか結論が出ません
安易に考えて身体にメスを入れた為に、悪化し仕事に復帰出来なくなったり、或いは命を落とす事になったら後悔するだろうし…
色々考えてるとこの日は眠れず、夜中にトイレに行くと、なんと点滴の管が逆流を起こし、真っ赤慌ててナースコールをしたら、すぐに看護師さんが来てくれ、点滴が空になってるとこうなると、説明してくれてすぐに処置をしてくれました。
これを見た時はぎょっとしましたね~
倉敷中央病院での入院6日目
今日から5分粥昼食の副菜は鮭の山掛け蒸し、ホウレンソウの煮びたし、赤だし
倉敷中央病院での入院7日目
今日からやっと全粥だ! 味噌汁に具が入ってるし、ふりかけも付いてました。
食事が始まってからも、食べると痛みや嘔吐が来そうで、怖くてあまり食べてないので、1度も排便がありません。
ようやく食事から栄養を取れるようになったので、やっと点滴をはずしてくれましたが「また症状が悪化するといけないので、針は刺したままにしておきましょう」と言われ、左腕に太い針だけ残されました。 この針も早く抜いて欲しいな
5日ぶりにシャワーの許可が出たので、洗髪をしスッキリしました。
今日までどこに行くにも、点滴を連れての移動だったので、シャワー室に行くのにもう点滴は外れてるに、点滴棒を連れて行ってて、習慣とは恐ろしいものだと苦笑いしました。
シャワーで体が温まったからか、夜全身にじんましんが出て、かゆくて眠れないので薬を飲みました。
じんましんは子宮の手術をしてから、ストレスが掛かるとよく出るので、ずっとアレルギークリニックで、処方してもらってる薬を常飲してるので、それを飲むと30分くらいでかゆみが治まるので手放せません
主治医が回診に来て「明日から普通食を食べれますよ、食べて痛みがなくて排便出来れば、明日退院できますよ」と予定より2日早い退院許可がでました!
便が出ないと言うと「下剤を出しましょう」と言われましたが、薬は飲みたくなかったので「夜までもう少し待ってから出なければ飲みます」と言っときました。
排便がないと詰まってる可能性があるので、明日の退院が又延期になりそうだと感じたので
食事に付いてた牛乳は飲まずに置いてたので、一か八かで牛乳を2回に分けて飲みました。
日頃から冷たい牛乳を飲むと、必ずお腹が痛くなり下痢をしますが、どうしても退院したかったので、思いきって冷蔵庫の中の冷たい牛乳を飲みました。
そしたら牛乳を飲んで1時間ほどしたら、少しお腹が痛くなり1回目は、きれいなバナナ便が2回目は下痢便でしたが、沢山出てスッキリしました。
「あ~これで明日は家に帰れる!」
愛犬のチワワが、私がいないのがストレスで、可哀そうに飼い主と同じで嘔吐・下痢をしてるらしい 早く帰ってスキンシップすれば、きっと元気になるでしょう
手術してたら3週間入院と言われてたので、こんなに早く退院できるのが、とっても嬉しかったのですが、この病気は繰り返すと聞いてたので、不安で手放しでは喜べませんでした。
回診時に主治医にもう一度、手術を迷ってる事を相談したら「切っても完治はしません。切った為に他が詰まる可能性が高いので、今回は触らない方がいいでしょう」と言われました
主治医も執刀医と何度も画像を見ながら、結論を出してくれたので今回は、手術なしで様子を見る事になりました。
内心ホットしましたが、再発の不安はぬぐいきれませんでした。
倉敷中央病院での入院8日目
今日からやっと待ちに待った、ご飯が食べれます。
こんなに白いご飯が美味しいと、感じた事はなかったですね
お米の白さがまぶしい位、ありがたく頂きました。
でも、いきなり食べて、お腹が痛くなったらと思うと、怖くて半分しか食べれませんでした。
今日は栄養指導を受けてから、退院する様に言われたので、午後から栄養士さんに食事制限について教えて頂きました。
これまで何気なく口に入れてたものが、腸を詰まらせる原因だったと、よくわかったので、これからは気をつけようと思いました。
※毎日朝食にマーガリンロールを食べ、洋菓子やチョコレートが大好きで、毎日の様に食べてたのと、運動不足と水分摂取が極端に少ないと分かりました。
好きな物が食べれないのは、ちょっと辛いですが…思い当たる節はありますね~
この日の退院は、娘が仕事が終わってからの迎えだったんで、栄養指導に1階に下りたついでに、診断書の申請や支払いを済ませ、前回の入院の時と同じ様に、屋上庭園に行ってみました。
1回目の入院時から、2ケ月ほど経ちましたが、手入れが行き届いてどの花もきれいに、咲き誇っていました。
もうここに戻って来ません様にと願い、屋上庭園を後にし病室に戻りました。
同室の患者さん達は、大腸がんの手術をされて、毎日痛そうで気の毒でした。
お二人の患者さんの事を思うと、手術の苦しみも知らず退院するのが、すごく気が引けました。
コロナの影響で同室でも、私語は禁止だったので、会話は出来ませんでしたが「早くよくなって下さいね」と声掛けをして病室を後にしました。
本当にお二人の、1日も早い回復をお祈りしております。
こうして私の8日間の入院生活は終わったのですが、自宅に帰ってからが勝負です
100%再発しない様にするのは無理ですが、少しでも遅らせて健康に過ごせる日が長く続く様にするには、自分の努力次第かなと思っております。
入院中お世話になった主治医の、イケメンドクターk先生、優しい看護師さん達ありがとうございました。
※看護師さん達はどなたも、疲れてるのにいつも明るく話しかけてくれ、真夜中でも優しく接して下さり、ナースコール対応にはいつも迅速で、教育が行き届いてる病院だと感じました。
やはり倉敷中央病院は一流の病院でした。
こうして私の闘病生活も一旦終わりましたが、私のつたない記事が少しでも、皆様のお役に立てれば幸いです。
※追記 ブログは病気の為、しばらくお休みしてましたが、少しずつ回復してるので、もう少し元気になったら、又色々な記事を更新しますので、これからも宜しくお願い致します。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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