茎ブロッコリー・スティックセニョールは、アスパラガスのような甘みと風味がありながらも、ブロッコリーと同様に高い栄養価を持っています。初心者でもプランターで育てられ、暑さに強く栽培しやすいので、そのポイントを調べてみました。
目次
スティックセニョールの特徴
スティックセニョールはアブラナ科の野菜で、「茎ブロッコリー」や「スティックブロッコリー」などとも呼ばれ、1株から15本前後の花蕾が収穫できます。
スティックセニョールの花蕾は耐暑性があり、蕾の黄化が遅く日持ちするので、通常のブロッコリーよりも保存性がよいのが特徴です。
通常のブロッコリーはつぼみだけを食べて、茎は下の方は固いので捨てますが、 スティックセニョールは長く伸びた茎も、食べる事が出来ますし、甘くて美味しく蕾や葉も食べられます。
茎ブロッコリーの栄養価
ブロッコリーの栄養価は高いと知られてますが、スティックセニョールも同じ栄養を持っています。
出典元:https://horti.jp/25342
その栄養はビタミンC、B1、B2・β-カロテン・葉酸・カルシウム・カリウム・食物繊維・鉄分などです。
また今ブームで健康維持の為に、注目を集めてる野菜「ファイトケミカル」の1種『スルフォラファン』も含まれています。
実は私も今この野菜にはまってて、ブロッコリースプラウトを毎日食べてますので、プランターで育てられれば楽しいですね
茎ブロッコリーの育て方
スティックセニョールの、苗の植え付け時期は、9〜11月頃の秋です。
プランターの大きさ
栽培時の、プランターサイズは大型タイプ(60㎝以上)で深型のもので、中型で育てる場合は、1つのプランターに1株のみで育てましょう。
苗は軸が太くて、まっすぐ上に伸びてるものを選びます。
スティックセニョールは浅く植え付けるので、風で倒れてしまうことがあるので、支柱を立てます。
植え付けたばかりの頃は、まだ小さいので割りばしがちょうどいいです。
茎と支柱はヒモで結びますが、指が入る程度にゆるく結ぶのがポイントです。
強くしばるとヒモが茎をしめあげてしまって、ちゃんと成長できなくなります。
大きくなるにつれて、支柱も変えていきます。
スティックセニョールの水やり
土の表面が乾ききってから、1回でたっぷりと水やりして下さい。
少しでも湿ってたり、ひんぱんに水やりすると、土の中が蒸れて根っこが腐る原因になり枯れてしまいます。
スティックセニョールの肥料
スティックセニョールは肥料を欲しがります。
まず植え付ける時に化成肥料を土へ混ぜておきます。
植え付けてから半月ほどたった後か、葉っぱが8枚ぐらい出てきたら、追加で肥料を与えていきます。
液体肥料の場合は薄めたものを1週間に1度、化成肥料なら2〜3週間に1度を目安にほどこします。
これを収穫が終わるまで行います。
肥料を与える回数が多いので、なんだか忘れそうですが、この頻度が収穫量に影響するのなら、忘れない様にしないとだめですね
化成肥料の与え方
化成肥料は、株からちょっと離れた所にまいて土と混ぜます。
この時に土を深く掘るとスティックセニョールの根っこを痛めてしまうので、土を掘って混ぜるという感じではなく、表面で軽く合わせる程度にしておきましょう
スティックセニョールの、てっぺんにできる蕾(つぼみ)を頂花蕾(ちょうからい)と言います。
この蕾(つぼみ)が、3cmほどになったら切り取ります。
こうすることで、わき芽ができて側枝(そくし)が伸び、食べる部分へと成長します。
それと、ある程度育ってきたら変色した下葉があらわれますので、そのつど取り除いていきましょう。
スティックセニョールの摘心のポイント
頂花蕾を切る時は、まわりの細かな茎などを、痛めないように注意しましょう
それと切り口は斜めになるようカットするのがポイントです。
水平だと切り口にたまった水が乾きづらく、菌が発生してしまいます。
また切り口が日光に当たる様に、斜めに切ると乾きが早いです。
スティックセニョールの収穫
スティックセニョールは、植え付けてから2ヶ月位で収穫が出来ます。
わき芽から側枝が20cmほど伸び、蕾が2〜3cmほどになったら、付け根あたりをカットします。
収穫が遅れると花が咲いて、美味しくなくなってしまいますので、早めに収穫しましょう。
肥料を与え続ければ、2ヶ月ほどは収穫できます。
2ヶ月も収穫出来るなんて嬉しいですね~
スティックセニョールの害虫
アオムシやヨトウムシ、アブラムシなどの害虫がつくこともあります。
大きな虫は防虫ネットで対策出来ます。
アブラムシは、野菜に使っても害のない殺虫剤を使用します。
葉っぱの裏などをこまめに確認しましょう。
また害虫だけでなく、葉っぱを食べにくる鳥も、対処しないといけないので、必ず防虫ネットは必要ですね
やわらかくて甘みがあり、美味しいので虫や鳥が来るんでしょうね
そんな美味しい、茎ブロッコリーの収穫が今から楽しみですね
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。