大型で勢力の強い台風19号の、接近が近づいております。和歌山県の潮岬は現在暴風域に入り、高潮が堤防を越え被害が出始めております。今回は大型の台風の時の避難のタイミングや、停電前後にするべき事をまとめましたので参考になさって下さい。
避難のタイミングは?
2018年7月の西日本集中豪雨では、私の住む倉敷市の真備町で堤防が決壊し、多くの被害が出て住民の多くは、家が全壊し、今でも仮設住宅での暮らしを余儀なくされております。
あの時は、まさか堤防が決壊し、自分の家が流されるなんて誰も思ってなく、避難が遅れ取り残される人も多かったのです。
私の近所でも土石流の、被害にあった家がありました。
気象庁は、集中豪雨や台風で、数十年に一度レベルの大雨が、予想される場合などに、「大雨特別警報」を出すことにしています。
「警戒レベル」とは、災害が迫っていることが、直感的にわかるように、災害の危険度を5段階で示したものです。
大雨特別警報は、この警戒レベル5に相当し、すでに災害が発生している可能性が極めて高い状態です。
本来は警戒レベル4に当たる「避難指示」や「避難勧告」が、各市町村から出されたときに、地域の避難場所など安全な場所に、避難しておくことが重要だとされています。
でも、もし避難できないまま警戒レベル5が、出たときにはどうすればいいのでしょう
室内でより安全な場所に移るために、以下のような行動を取りましょう
●崖に面した家屋にいるならば、斜面の反対側の部屋に移ること。
●河川の近くの住宅の場合は、2階以上の部屋に移動しておくこと。
●雨戸がない部屋では、なるべく窓から離れるようにしましょう
土砂崩れや河川の氾濫などで仮に、建物に被害があっても、室内での少しの移動が「命を守る最善の行動」になりうるのです。
非常時に準備する物
飲料水は3日分(1人3リットル/日)、非常食3日分、トイレットペーパーやティッシュペーパー、マッチ、ろうそく、カセットコンロなどの生活必需品を挙げ、飲料水とは別にトイレを流すなどの生活用水として、風呂水をためておくなどの準備をしておきましょう。
大規模災害時には1週間分の備蓄が必要です。
非常用持ち出しバッグの中身
・飲料水、食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
・ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手
・懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
・衣類、下着、毛布、タオル
・洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ
※乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・ほ乳びんなども用意しておきましょう
停電時にするべき事
ペットボトルで作るランタン
「懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを乗せると、光が乱反射して周りを照らすことができます。
出典元:https://sukusuku.tokyo-np.co.jp
懐中電灯が小さい場合はコップの中に、懐中電灯を上向きに入れて、その上にペットボトルを乗せてみて下さい。
これならローソクより安全ですが、予備の乾電池は忘れず買い置きしておきましょう
出典元:https://blog.goo.ne.jp
冷蔵庫
<停電前>
・冷蔵庫や冷凍庫の中身を整理し、煮たり焼いたりできる生ものは、調理しておきましょう
・保冷剤(アウトドア用のものがあればお勧めです)やペットボトルを凍らせておきましょう。
・冷蔵庫や冷凍庫の庫内の、温度調節を「強」にしておきましょう。
出典元:http://www.restation.info/shopdetail/000000003100/
<停電後>
・冷蔵庫の開け閉めの回数はなるべく少なくしましょう。
・凍らせた保冷剤やペットボトルがあれば、冷蔵庫の一番上の段に置くと、温度が上昇しにくくなります。
・凍らせた保冷剤などがなければ、冷凍庫にあるものを冷蔵庫の上の段に移動して、冷蔵庫の下の段に冷やしたい食品を移せば、その冷気で下の段の食品を、しばらく保冷することができます。
携帯電話・パソコン
<停電前>
・充電をしっかり済ませておき、モバイルバッテリーの充電も、満タンにしておくのを忘れずに
・乾電池の予備は忘れず準備しておきましょう
停電後に慌てることがないよう、テレビ・ラジオ・自治体の公式サイトから避難勧告などの、情報を入手できるよう、事前に確認しておきましょう。
<停電後>
・スマートフォンやパソコンは、電池の消費を極力抑えられるよう、できるだけ画面の輝度は落とし、「停電力」や「省電力」モードを選択するようにします。
出典元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
・電波を探すために電池の消費が早くなってしまうため、電波状況が悪い場合は、通信機能をオフにする「機内モード」にするのもお勧めです。
「機内モード」でも、Wi-Fiに接続することが可能です。
・使っていないアプリは終了し、通知は切っておくと電池の消費を抑えられます。
・公衆電話は「災害時優先電話」です。
携帯電話が繋がりにくくても、公衆電話は通信規制がかかることなく利用できます。
場所を事前に確認しておきましょう。
備えあれば憂いなしですから、私の住んでる場所は大丈夫とは思わず、明日は我が身と思い、事前に必ず災害対策の準備しておきましょう
今回の台風19号は、今年最大級と聞いていますが、各地で被害が出ない事を祈ってます。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
こちらの関連記事もご覧下さい。
「風水害から身を守る方法とは?早目の避難と二次災害の怖さを知り充分警戒する」
「災害時の救助要請の正しい方法!土砂災害の前兆現象と家族の安否確認の仕方」