孫の世話はしたくないと日々感じてる方が、きっとこのブログを開いて下さったのでしょう
孫育ては、じじばばにとって、本当にストレスになり疲れますよね
街で小さい子供を見かけると、可愛いなあと思いますが、「もう一度、孫育てする?」と聞かれると、身震いしながら拒否します。それ程、私も孫育ては大変でした。
今、孫育てしてる方も、おそらく私と同じ心境だと思います。
孫ブルーと言う、孫育てが原因のストレスが、増えていると聞きましたが、貴女は大丈夫ですか?
この記事では「孫の世話したくない!孫育てのストレスで疲れたじじばばの体験談」をお伝えします。
目次
孫の世話したくない!
可愛い孫もたまに会うのはいいけれど、孫の世話の頻度が増すと、じじばばは本当に心身ともに疲れ果ててしまいます。
私の場合は同居はしてませんでしたが、孫たちが裏の団地に住んでたので、毎日孫が遊びに来ていました。
その当時娘が離婚し、3歳と4歳の男の子の世話を、13年間したのですが、仕事をしながらの孫たちの世話はとても大変でした。
その当時は、まだ50代だったので出来ましたが、体力的に考えても60代はもう無理です。
娘も頑張ってるんだから、私が支えてやらなければと思い、しんどい時は孫育ても一生続くのじゃない、後5、6年もすれば楽になるんだから、それまでそばにいてやろうと、自分に言い聞かせてましたが、なんせ年子の男の子はやんちゃで、本当に気の休まる日がありませんでした。
孫育ての思い出
離婚した娘は生活を支える為に、Wワークをしてたので、朝早く出掛けパートの仕事が終わると、夕方から飲食店で働いていたので、帰りは子供たちが寝静まった深夜でした。
娘は休日は疲れて昼まで起きてこなく、昼過ぎには友人と出かけるので、結局私は365日休みなしで孫の世話をしてましたから、ストレスがたまりっぱなしでした。
2人の孫を連れて出かける時は、大変なので主人も同行してもらってましたが、その日は主人もとても疲れてました。
毎日の保育園の送迎
保育園の送迎なんて、ただ時間に送って行けばいいだけと思われますが、すんなり機嫌よく行ってくれれば楽ですが、次男が毎日行きたくないとぐずるのです。
私も孫が保育園に行ってくれないと、仕事に行けないので本当に困りました。
「おりこうしてくれたら、帰りにお菓子を買ってあげる」となだめ、なんとか車には乗せるのですが、車中で2人の喧嘩が始まるのです。
保育園に着くと、手洗いを済ませないと教室に入れないのですが、そこでまた袖口が濡れたから冷たいから家に帰るとぐずるのです。
そんな孫に関わってたら、私も遅刻するので走って帰ろうとすると、泣きながら追い掛けてくるんで、保育士さんを呼んでようやく引き離してもらい、帰る事が出来るんです。
これが毎日ともなれば、さすがにストレスになりますよね~
後で保育士さんから聞いた話ですが、実は次男が保育園に行きたくない理由があったんです
保育園で一度うんちを漏らしてしまい、それからずっとからかわれていたそうです。
きっとそれが辛くて、
行きたくなかったのでしょう
病気の時の看病
4歳の長男は小児ぜんそくがあり、風邪を引くと発作が出ます。
小さいながらも、声がかすれて空咳が出だすと、呼吸が出来なくなり、苦しくなるのがわかるのか「ばあば声が出なくなって来た~」と泣きじゃくりながら、私にしがみついて来ます。
そうなると、娘に指示された様に、気管支拡張剤を貼り、薬を飲ませ発作が落ち着くまで、抱いてやるか、おんぶするのですが、おでぶちゃんだったので重くて、私がダウンしそうでした。
スイミングスクール送迎
その後、なんとか孫のぜんそくを治そうと、スイミングスクールに通うのですが、近くのスイミングスクールは空きがなく、やむなく隣町まで行ってました。
同じ保育園の友達がいないので、毎回ぐずり泣いてばかりで可愛そうになり、いっそ辞めさせようかと娘に相談しました。
すると娘から「ここで辞めたら、あの子のぜんそくは、一生治らないよ」と言われ、この言葉に、心を鬼にしましたが泣きながら、先生に手を引かれてプールに入り、ガラス越しに、外で見学してる私の方を見て、又大粒の涙を流す姿を見てるのが辛くて、いつも車の中に姿を隠し終わるのを待ってました。
2人連れて行ってたのですが、次男は水泳は習ってなかったので、その間このやんちゃ坊主の子守も大変でした。
その甲斐あって2年位スイミングスクールに通い、ぜんそくの発作もおさまり、お蔭で小学3年生の頃には、倉敷市の小学校選抜の水泳大会があり、代表で出場する程クロールがうまくなりました。
中学時代はバレーボールで体力作りをし、喘息もすっかり良くなりました。
日常の見守り
保育園児の頃や小学生の頃は、帰宅すると宿題をさせ翌日の準備、夕飯を食べさせ、お風呂に入れ、絵本の読み聞かせなどをしてました。
ある雨の日の事です。
8歳と9歳の孫2人が、どしゃぶりの雨の中、道路の真ん中でボール蹴りを始め、何度注意してもやめません。
これだけ降ると、車を運転してる人からは、子供達は見えません。
もし、子供達が車に引かれたら大変と、怒鳴るのですが子供達は、おもしろがってやめません。
何度注意しても私の言う事を聞いてくれません
「どうして、私の言う事を聞いてくれないの?」と情けなくなり、走って行って泣きながら長男のほっぺを平手打ちしました。
孫はまさか私が、こんなに激怒すると思ってなかったのでしょう
一瞬驚き泣きもせず固まってました。
後にも先にも私が孫に手を上げたのは、これ1回でした。
鬼の形相の私がよほど怖かったのか、お陰でそれ以来孫たちは、あまり度を過ぎた行動はしなくなりました。
孫育てのストレスで疲れたじじばばの体験談
仕事の休みの日でも、自分の時間など全くなく、孫たちの世話にあけくれてました。
孫たちも休みにはどこかに行きたがるので、ドライブしたり公園やスーパーのゲームセンターなどに連れて行ってました。
7歳の次男は、とにかく手の掛かる子で、自分の思い通りにならないと、ふてて何処かへ行ってしまうので、いつも探すのに一苦労します。
この日もゲームセンターで、帰る時間が来ても帰ろうとせず、又いつものごとく姿をくらまし、やっと見つけたら又逃げてしまうのです。
このまましたい放題させてたら、わがままが直らないので、「本当に置いて帰るからね」と長男を車に乗せ発進しようとしたら、又逃げるので少しは辛い思いをさせないと駄目だと思い、そのまま家に帰り気になりながら夕食の支度にかかりました。
日も暮れてすっかり夜になり、居ても立ってもいられなくなり、迎えに行ったけどゲームセンターには孫の姿はなく、もしかして遠いのに歩いて帰ったのでは?と思うと不安がよぎりました。
閉店の蛍の光の音楽が、よけいに気持ちを焦らせます。
スーパーの広い店内を必死で走り探し回り、ようやくとぼとぼと、泣きそうになりながら歩いてる姿を見つけた時は、ほっとして思わず涙がこぼれました。
それ以来、孫はよほどこりたのか、勝手な行動を取る事はなくなりました。
時には厳しい躾も必要ですが、自分の子供でないので、何かあったら取り返しのつかない事になったと深く反省致しました。
孫にも随分辛い思いをさせてしまい、可愛そうな事をしました。
じいじの愛のむち
中学生の頃は、2人の兄弟げんかが激しくて、とても私では仲裁に入れませんでした。
ある日2人がカードゲームをしてて、負けた次男が腹を立て、兄の大切にしてる遊戯王のレアカードを破り、それに怒った兄と取っ組み合いの大喧嘩になり、弟が逆切れして兄の自転車を、庭に置いてたくわでたたきこわしだした!!
私はもう怖くて「やめて!お願いだからやめて!」と叫んでました。
その騒ぎを聞きつけ、じいじがやって来て逆上してる次男の頬を、ぶん殴ったんです!
いつも優しいじいじの行動に、私も驚きましたが孫達も唖然としてました。
次男は、その後お風呂場にこもり泣き続けてましたが、それ以来暴力を振るう事は、なくなりました。
後に孫から聞いた話ですが、左半身まひがあり、びっこを引いているじいじが、まさかあんなパンチが出来るとは思わなかったので、凄く怖かったと話してました。
あのまま放置してたら、家庭内暴力に発展してたと思うと、父親の役割も大切だと痛感しました。
孫達からのプレゼント
ある日玄関が開く音がしたと思ったら、その後笑い声が聞こえ、ばたばたと走り去る子どもの足音がしたので、行ってみると玄関に一輪のカーネーションが置いてあり、たどたどしい字で、ありがとうと書いたメモがありました。
きっと2人で相談して、お小遣いで買ってくれたのでしょう、今日は母の日でした。
嬉しくて胸が熱くなる出来事でした。
まとめ
孫育ては大変ですが、永遠に続くものではありません
小学校の高学年にもなれば随分楽になります。
我が家も長男が中三になると受験も控え、兄弟げんかもしなくなり、孫たちの世話は夕食作り位になり、私も少しは自分の時間が持てる様になりました。
娘は2人の孫が高校生の時に、ある男性とご縁があり再婚し、念願のマイホームを建て、ようやく私の元から巣立って行ってくれました。
2人の孫達も今は立派な社会人になり、もう私の手から離れて行ってしまい、少し淋しく孫育てで奮闘したあの頃が懐かしいです。
長男は天真爛漫に育ち、次男はやんちゃでしたが、無口で物静かな青年になりました。
現在、長男は東京で、やんちゃで困ってた次男は、調理師になり頑張ってます。
2人とも素直に育ち、非行に走る事もなかったので、私の役目も無事に果たせたと安堵しています。
今、孫育てをしてる方は本当に大変だと思いますが、孫に恵まれた事に感謝して、孫ブルーにならない様に、適度に息抜きしながらお孫さんと共に歩んで下さい。
孫が大人になり我が子を育てた時に、じじばばがどれほど大変な思いをして、孫の世話をしてくれたかが、わかる日が必ず来ますから…
孫の世話したくないなんて言わず、孫ブルーにならず今を乗り越えて下さいね