10月になり、あちこちでコスモスが、咲いているのを見かけますね。秋風になびくコスモスは、何とも風情がありますが、あまりにも大きくなり繁殖するので、庭に植えるのは躊躇しますが、小さく育つなら植えてみたいと思います。そこで今回はコスモスを小さく育てる方法をご紹介します。
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山口百恵の秋桜
秋桜と書いてコスモスと読みます。
「秋桜」と聞くと、山口百恵さんの名曲を思い出しますね
明日嫁いでいく娘に、母の思いを唄った愛情溢れる歌詞でした。
私は、この曲を聴くとなぜか胸が熱くなります。
とってもいい曲ですが、お若い方は聞いた事がないと思いますので、是非一度聞いてみて下さいね
コスモスの摘芯
コスモスは一年草ですが、こぼれダネで同じ場所で来年も咲くことがあります。

コスモスは放置していると、草丈が大きくなるので、摘芯・切り戻しをしましょう。
「これ以上大きくなったら困る」という草丈になったら、先を切ってしまいます。
そうすれば、それ以上は大きくなりません。
コスモスの花は、先の部分にしか花が付きません。
小さいときからコマメに摘芯して、脇芽を増やしておくと、秋に花がたくさん咲きます。
●摘芯すると脇芽が出て全体がコンモリと仕上がります。
●脇芽が増えると花が増えます。
●脇芽が増えて葉っぱが増えると、夏に蒸れやすくなるので、夏にもう一回切り戻し、葉っぱをむしって風通しを良くしないと、葉っぱが蒸れて腐ります。
コスモスの下葉が枯れて来ると汚くて、見苦しいですから手入れをしてあげましょう
コスモスの肥料
コスモスは、あまり肥料を与えなくても、成長することができる植物です。
大量の肥料は必要なく、緩効性(効き目がゆっくり続く)の肥料を少量、使用する程度でいいでしょう

地植えで育ている時に、肥料をあげすぎると栄養過多によって、大きくなってしまうので気をつけましょう。
コスモスの花がら摘み
コスモスが開花期を迎えたら、「花がら摘み」という作業をします。
咲き終わった花をそのままにしておくと、コスモスは種を作るためにエネルギーを大量消費し、生育が衰えてしまいます。
すると、つぼみが開花しないこともあります。
「花がら摘み」は、コスモスの花をできるだけ、長い期間楽しむために行うものです。

出典元:https://iemaga.jp/niwadukuri/66.html
開花期間中は咲き終わった花を、茎からカットして、切り戻しをかねた花がら摘みを心がけましょう


コスモスの土
自分で用土を配合して作る場合は赤玉土と腐葉土を7対3の割合で、配合するようにしましょう。
地植えでの場合は、コスモスを植える1、2周間前に土を耕しておき、そこに堆肥や腐葉土を1から3割ほど、苦土石灰を1㎡あたりで、100グラムほど混ぜ込んでから寝かせておきましょう。
リン酸の成分が多い、化成肥料などを混ぜ込んでおくのも、コスモスの生長を促すことができるのでお勧めです。
用土の水はけが悪い場合は、川砂を混ぜて水はけが、よくなるように調整しておきましょう。
コスモスを小さく育てる方法
矮性(小型)品種を使う
矮性品種には、種の袋の裏に、「ミニ」「わい性」「ドワーフ」などと記載されているものを購入しましょう
「ドワーフセンセーションミックス」という品種は、5月上旬に種まきし、6月下旬に20cmの草丈で開花させたという記事を見つけましたよ

出典元:https://shop.sakataseed.co.jp
さらに密に種をまく「多粒まき」を行い、密植ぎみに育てると、かなり草丈を低く抑えられます。
種まき時期を遅くする
コスモスは短日植物なので、日が短くなるのを感じて、花が咲きますので、夏に種を蒔くと背が低い状態で、花が咲きます。
早く播くと、花が咲く時期までに大きくなるから、8月に播けばいいです。
春に蒔けば背が高くなり、夏に蒔けば背が低くなりますよ。
「早咲き」と書かれていない「普通種のコスモス」を8月頃に蒔けば、低い背丈で花が咲きます。

出典元:https://rosacelesta.thebase.in/items/13107588
普通種コスモスはみんな一斉に、10月頃から咲き始めますが、その頃には早く蒔いた種は大きく育っているし、遅く蒔いた種は小さいままですが、早く蒔いたものも遅く蒔いたものも、みんな揃って咲きます。
コスモスはこの様に、蒔き時期が大いに関係しているため、今年種をとったものを来年蒔いても、小さなものができるわけではありません。
道端に咲いてる綺麗なコスモスの種を頂いて、あなたも是非、来年小さく育ててみて下さいね
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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