いちじくの美味しい季節になりましたが、自宅で栽培してる場合、植えっぱなしでは美味しいいちじくは、収穫出来ないんですよね、たくさん収穫するには剪定をしないといけないので、今日はいちじくの剪定の時期や方法を調べてみました。
目次
いちじくの品種
いちじくの品種は、6月中旬~7月中旬に収穫できる「夏果専用種」8月中旬~10月に採れる「秋果専用種」そして夏と秋両シーズンの「兼用種」があります。

出典元:https://plant-gift.jp/ichijiku-saibai
収穫時期は「夏果専用種」は6月中旬~7月中旬「秋果専用種」は8月中旬~10月「兼用種」は7月中旬~10月です。
いちじくの剪定時期
いちじくは、収穫出来る様になるまで2~3年はかかります。
いちじくの剪定は、実付きをよくするため、収穫作業を楽にするために行うものです。
そのため、植え付けてから2~3年の間、つまり実がつく安定期に入るまでは、剪定が必要ないのです
いちじくの剪定で最も注意するべきことは剪定の時期です。
剪定時期は最も重要で、間違えると実がつかなくなるほか、元気がなくなってしまいますので、必ず剪定の時期を守りましょう。
いちじくの剪定は、冬の冬眠期です。
木が育っていく時期に選定してしまうと、実がつかなくなることもあるので注意しましょう。
夏果を育てたい場合は、6月上旬に行います。
そして、秋果を育てたい場合は、12~3月におこないます。
目安としては葉が落ちる時期になります。
春に伸びた枝に秋に実が付く、というサイクルになるので、春が来る前に剪定をすると実付きを心配しなくて済みます。
いちじくの剪定方法
剪定方法は、「夏果・秋果、どちらを育てたいか」で変わります。
またリフレッシュ剪定という方法もあります。
リフレッシュ剪定の仕方は、主枝を新しくする剪定の仕方です。
実をつけた枝を残し、古い主枝を剪定してしまうことで、木をリフレッシュさせます。
古い主枝を剪定することで、発芽が早くなり、実が大きくなるなどの結果が出ています。
夏果を育てたい場合
日当たりをよくするために剪定するので、不要な枝を根本から切ります。
夏果の品種では、新しく伸びた前年の枝のてっぺんに芽がつき、これが次の年に実を実らせるようになります。
このため剪定のときに、いちじくの枝先を切り落としてしまうと、花芽もいっしょに落とし、結果的に実も実らなくなってしまいます。
夏果の剪定では、あまり切らずに残していくという選択をすることも大切です。
秋果を育てたい場合
長く伸びた枝に芽を2~3個残して、枝の途中で切ります。
込み合っている枝があれば、枝の根本から切って整えます。
秋果の品種では、その春に伸びた新梢に花芽がつきます。
このため、伸びきって長くなった前年の枝を2~3芽残して剪定するだけでいいです。
春になると新梢が伸びてくるので、勢いのよいのを選んで垂直に、誘引していくようにします。
この方法を毎年繰り返していくことで、毎年収穫が期待できます。
いちじくの剪定を、冬眠期の冬に行うのは、切り口から樹液が流れることがなく、いちじくの木への負担を、最小限に抑えることができるからです。
しかし、たとえ剪定シーズンに剪定しても、剪定後に雨水などで切り口が腐ったり、切り口からカミキリムシなどの、害虫が入ったりすることもあるため、切り口はしっかりと保護する必要があります。
切り口を保護する方法として、切り口に袋などを被せる方法もあります。
しかし、大きな木になってくると切り口ごとに、保護するのは大変な作業になります。
また、とくに大きな切り口を作ると、切り口を癒合するのに時間がかかるため、害虫や菌などに侵される可能性が高くなるので、切り口に慰合剤を使うと便利です。

いちじくの肥料
9月中旬の施肥は「夏果専用種」のみ、10月下旬の施肥は「秋果専用種」と「兼用種」のみに施します。
肥料は寒肥を12月下旬~1月に与えます。
追肥は6月〜7月に与えたうえで、夏果専用種は9月中旬、秋果専用種と兼用種は10月下旬に、もう一度施します。
肥料は油粕ですが、枝の成長が悪い場合は即効性の高い、液肥を散布してもいいでしょう。
いちじくの収穫
「夏果専用種」は6月中旬~7月中旬、「秋果専用種」は8月中旬~10月、「兼用種」は7月中旬~10月です。
収穫の目安は、果実の先端が割れてきたら、成熟した目印です。
植物油で早く成熟させる
イチジクの果実を早く成熟させたい時は「オイリング」というユニークな方法があります。
果頂部が少し赤くなってきたら、果実の先端のすきまに植物油(オリーブ油、ゴマ油など)を1~2滴たらすと、熟期を7~10日早める効果があります。
細いストロー、またはスポイトなどを使うと上手くできます。
早生品種の果実を、早く収穫したいときには最適な方法です。
成熟させるのに、こんな簡単な方法があったなんて驚きですね
早く甘くて美味しいいちじくが、食べたい時には嬉しいですね~
カミキリムシに注意
いちじくの剪定をしたら、とくにカミキリムシには注意が必要です。

出典元:https://www.rizzlescon.net/news
いちじくはカミキリムシが付きやすく、放置しておくと木が枯れてしまうこともあります。
いちじくの根のあたりに、木くずが出ていたり、幹に穴が開いていたら、カミキリムシの幼虫がいる可能性があります。
いちじくは育て方が難しくありませんが、カミキリムシには充分ご注意下さいね。
いちじくをキチンと剪定し、毎年美味しいいちじくを収穫出来ればいいですね
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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