ニンニクの栽培は簡単と聞いて、一度は植えてはみたけれど、なかなか芽が出なくて収穫出来なかった、という経験はありませんか?ニンニク栽培で、失敗する原因には色々ありますが、今回はニンニクの芽が出ない原因や、対処法を調べてみました。
ニンニクの芽が出ない原因

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ニンニクの栽培で、失敗の原因となるのは主に病気です。
ニンニクは非常に病気にかかりやすいため、育て方に関係なく収穫に至らないケースもあります。
予防として、2月下旬~3月に農薬を用いてある程度の予防をしておくことです。
3~4月に病気にかかりやすく、実際に症状が出るのは5月ごろです。
病気の症状が出てから、農薬を使用しても効果はないので、適切なタイミングで農薬を使用することで、少量の農薬でニンニクを病気から守ることができます。
植える時期が適期でなかった
ニンニクの植え付け時期は9月中旬~11月頃です。
芽が出なかった場合は、この時期より早く植え付けていませんか?
早い時期に植え付けてしまうと、土の中の気温が高くなりすぎて、ニンニクが蒸れてしまい腐ってしまいます。
また、この時期より遅い時期に植え付けてしまうと、冬眠期に入ってしまうため、生育が悪くなってしまいます。
にんにくの芽をしっかり出すためには、植え付け時期に注意して下さいね。
植えつける方向が違う
植え付ける方向ですが、正しい植え方で植え付けないと芽が出ません
必ずとがっている方を、上にして植え付けていきます。

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また鱗片を分けるときは、皮をむいてしまわないようにして下さいね
水はけの悪い土だった
にんにくを植えた場所が、水はけが悪い土だと枯れてしまいます。
水はけが悪い土は、常に土に水分を含んでいることになります。
常に土が湿っていることで、根が傷ついてしまい、そこから菌が入り病気にかかってしまいます。
植え付け前には必ず、水はけのいい土を選んであげてください。
剪定を行わなかった
剪定は栄養をしっかり球根に、集中させるために大切な作業です。
剪定を行っていない場合は、大きく育ちにくく枯れる原因になります。
脇芽と花芽は、しっかり摘みとっておきましょう。

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特に花芽はしっかり取り除きます。
花を咲かせるということは、かなり体力を使いますので、球根へ栄養をしっかり与える為にも、忘れずに剪定しましょう
肥料を与えなかった
にんにくを大きく育てるためには、肥料は必ず与えなければいけません。
土作りをするときは必ず肥料を与えてください。
肥料にはたくさんの成分が含まれていますが、その中でも「窒素」は注意が必要です。
窒素が多い肥料を与えてしまうと、球根が大きく育ちにくいです。
株が弱くなってしまい、結果的には害虫や病気のせいで枯れてしまいます。
肥料を選ぶときは窒素とリン酸とカリが、同じ分量配合されたものを使用するか、リン酸が多いものを使用しましょう。

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追肥を与えるタイミング
追肥は植え付けの1か月後と2月中旬~3月の間の2回だけ与えます。
この追肥の与え方は、順調に育っているにんにくへの肥料の与え方です。
これ以外にも成長が遅く感じた場合は、液体肥料を追肥として与えてあげましょう。
ニンニクの追肥のタイミングで、注意が必要なのは2回目の追肥です。
この期間内に、追肥を与えることが出来なければ、苦みが増してしまう場合があります。
時期を守って追肥を与えて下さい。
また追肥の与える時期は、収穫の2か月前までにしておきましょう。
こうして調べてみると、失敗の原因が見えて来ましたね
何か思い当たる節があれば、対処方法も見つかるので、諦めず対策を練って栽培を続け、美味しいニンニクを収穫して下さいね

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今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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