ほうれん草はプランターでも、簡単に栽培出来ると聞いたので種まきしたのに、なぜか下葉が黄色くなり始めたと言う経験はありませんか?このままでは枯れてしまうと心配ですよね、いったいどこが悪かったのか、ほうれん草栽培失敗の原因や対策はないか調べてみました。
ほうれん草栽培失敗の原因
ほうれん草は高温にとても弱いので、初心者は秋植えからチャレンジしてみましょう。
気温が高くなるとトウ立ちしやすい上、葉が黄色く変色して枯れてしまいます。
育てやすいオーライ、エスパー、次郎丸、アトラスなどがお勧めです。
土壌が酸性になってる
ほうれん草は酸性土壌にとても弱い野菜です。

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日本の土壌は酸性が強いですし、栽培を続けていくと土壌は、だんだん酸性に傾いていきます。
この酸度を中和し、アルカリ性に傾ける為に石灰を使います。
ほうれん草が育ちやすい土壌酸度は、6.3~7と言われています。
石灰には苦土石灰と、有機石灰の2種類があります。
これからほうれん草を植える場合は、苦土石灰をまきましょう。

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植え付ける2週間前に苦土石灰をまき、よく土と混ぜ合わせておきます。
もう既に栽培中の方は、有機石灰を土の上にまきましょう。

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プランター栽培(プランターが横50cm位)で、市販の培養土を使っているなら、有機石灰を2つ均等にまき
ましょう

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有機石灰は中和能力が弱いので、栽培途中からでもまける石灰ですが、肥料をあたえると土壌は酸性に傾きます。
その為、肥料を与える際はもう一つまみ位、余計に石灰をまきましょう。
肥料不足
プランターでほうれん草を、栽培するときは週に1度、水やりを兼ねて液肥を与えると生育が良くなります。
薄めて使うタイプは必ず説明を読み、濃くならない様に規定量を希釈して与えましょう

水やりは、天気の良い日の午前中に1回だけ行い、日が陰る頃から夜間は、葉が乾いている状態にしておくことがポイントです。
梅雨や秋雨時期など、雨が続く時は水やりを控えましょう。
多湿になると病害が発生しやすくなります。
病気になってしまった
ほうれん草に発生する病害には、べと病(葉の表面に淡い黄色の斑点が発生する病害)があります。
他にも、苗立ち枯れ病(地際部が菌に侵される病害)や、モザイク病(葉が縮んだり萎れたりする病害)があります。
病気の対策として薬剤を予防散布するか、病気が発生したら7~10日おきに、該当する薬剤を散布します。

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初心者が病害にかからないよう、上手に育てるコツは、病気になりにくい抵抗性品種を選ぶ事です。
またほうれん草は乾燥を嫌いますが、多湿になりすぎない様、水のやり過ぎにも注意しましょう。
害虫被害にあった
ほうれん草に発生しやすい害虫は、アブラムシ類、ヨトウムシ、ヤガ、メイガです。
害虫を見つけたら、すぐに取り除き、被害を最小限に抑えましょう。
アブラムシはモザイク病などの、ウイルス病の感染源となります。
間引きを行い、風通しを良くすることで予防できますが、気温の高い時期は寒冷紗をかけて防ぎましょう

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害虫は防除が大切ですので、駆除を徹底することが、被害を最小限に食い止める最大のポイントです。
害虫被害の対策
ほうれん草の害虫対策は、早目に薬剤をまいておきましょう

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又コンパニオンプランツとして、相性のいい野菜を隣に植えるのもいいですね
ほうれん草と相性のいい野菜(コンパニオンプランツ)は葉ネギです。
コンパニオンプランツとは、違う種類の野菜を混植することで、病害虫を抑えたり生長を助ける事です。
ほうれん草の、種をまいた周辺に葉ネギを植えると効果的です。
ほうれん草につく害虫は、葉ネギを嫌うからです。
また葉ネギはほうれん草の、萎凋病を予防し硝酸を減らす効果も期待できます。
いかがでしたか?
ほうれん草が育たない原因が何か、分かりましたら早速対処してみて下さい。
美味しいほうれん草が収穫出来て、食卓に上れば楽しみも増えますね
野菜のお値段が高騰してる時は、きっと家計の足しになる事でしょう
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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