最近めっきり朝晩涼しくなり、少し秋の気配を感じますね。そろそろ秋採りの野菜を植える準備に、取り掛からないといけないですね、今日は葉物野菜の定番のほうれん草を、初心者でも失敗なくプランターで育てられる方法をご紹介しましす。
目次
ほうれん草の栄養価
ほうれん草は、栄養価が高い野菜として知られており、ビタミンAやビタミンC、カロテン、鉄、カルシウム、マグネシウムなどを含んでいます。

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100グラム中、2.0ミリグラムもの鉄分を含んでおり、他の野菜に比べてカロテンも多く含んでいます。
βカロテンは抗酸化作用、ビタミンCは免疫力アップ、ビタミンEは肌の老化予防、ミネラルのカリウムは高血圧予防、鉄は貧血予防、食物繊維はコレステロール値を下げる効果があります。
また、カロテノイドの一種でルテインという成分が、含まれているので目を良くする働きもあります。
ホウレンソウの栄養といえば、鉄分ばかりが目立つ傾向にありますが、冬採れホウレンソウはビタミンCも多く含む上、血液を作り細胞の再生を助ける葉酸も多く含んでいます。
ただ植物の鉄は身体に吸収されにくいので、貧血の方がほうれん草ばかり食べても、残念ながら効果はあまり期待出来ません
ほうれん草の種類
ほうれん草は種まきから約30日で収穫できます。
品種によっては冬でも栽培が可能なため、収穫したい時期や栽培を始めたい時期によって品種を決めるのがお勧めめです。
地域により、販売してる品種も違うので、購入時にパッケージの裏に書いてる、説明書を読んで参考にして下さい
家庭菜園初心者の方は、耐暑性・耐寒性に優れ、病気に強く作り易い品種がお勧めです。
牛若丸
べと病レース1~10に抵抗性をもつ赤根の濃い緑色で秋冬どりタイプ

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強力オーライ
この品種はべと病に強く、とても良く育つ秋冬どりの種です。

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葉は濃い緑色で厚みがあり、暑さ寒さに強い品種なので、シーズンを選ばすに育てられる品種でしょう。
弁天丸
べと病になりにくい秋冬どりの品種で、暖地の12月から2月どりのほうれん草に最適です。
ほうれん草特有のアクが少なく、クセの無い味で、寒い時期になると、甘みがさらにアップして、とても美味しいです。

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パレード

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耐寒性に優れ、草性も強く丈夫な品種で、家庭菜園初心者の方にお勧めの品種です。
プランターでのほうれん草の育て方
ホウレンソウは真夏を覗いて、ほぼ1年中栽培することができる野菜ですが、春まきした場合とう立ちして、花が咲きやすくなってしまうので、家庭菜園初心者は秋まきがお勧めです。
植物にとって、花を咲かせるのはエネルギーを使います。
つまり栄養分を、花を咲かせるために使ってしまう為、葉の生育に必要な栄養分も回してしまうので、味が落ちてまずくなってしまうんですよ。
プランター選び
プランターは深さ20~25センチの物を選びましょう

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10リットル以上の容量のプランターは、水持ちが良いのでお勧めです。
土づくり
初心者の方はホームセンターで販売されている、野菜栽培用の培養土でOKです。
培養土には初期の生育に必要な、最低限の肥料も配合されているので便利です。
パッケージに水はけがよい、保水力があると書いてある培養土を選びましょう。
プランターでの種まきの手順
1. 種の皮が固いのでひと晩、水に浸します(発芽しやすくなります)
2.プランターに鉢底石を、底が見えなくなるまで入れます
3. 野菜用培養土を入れる時は、プランターいっぱいに土を入れずに、縁から2cmくらい高さを残しておきます。
4. 10~15cm間隔で、深さ1cm程度の溝を2列作ります。
5. この溝に約1cm間隔で種をまきます。
6. 溝の両側から土を、指でつまむようにしてかぶせ、手で軽く押さえます。
7. プランターの底から、水が流れ出るまで、たっぷりと水をやります。

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発芽するまでは適宜潅水を行い、乾燥や過湿を避け、適湿な土壌条件を保ちます。
特に地温が低くなる秋冬まきでは、播種後にビニールトンネルや、不織布のを掛けて地温を確保し、生育を促進しましょう
追肥
タネまき後約17~20日、草丈が8~10cmに生長したころに行います。
培養土1L当たり化成肥料1g(14L程度のプランターの場合で14g)を目安に、土の表面へ均一に散布します。
液肥を使用する場合は、週1回を目安に500倍の液肥を水やり代わりに施します。
水やり
毎日水を与えると、乾く暇がないため根が伸びず腐ります。
植物の根は乾燥した環境になると、水を求めて根を伸ばします。
全く水を与えないと枯れますが、適度の水を与えることで成長できます。
常に土が湿った状態だと、水分が足りているため、根を伸ばす必要がないので株も軟弱になり、根腐れして枯れてしまいます。
なので水やりは土が乾いたら、たっぷり与えましょう
私もそうでしたが、初心者はついつい心配になり、毎日水やりをしてしまい枯らしてしまうんですよね
夜は明かりを遮断する
ほうれん草は夜でも明るい場所で育てていると、日が長くなったと勘違いしをしてしまい、花を咲かせようとします。
そのため玄関やベランダなどにある明かり・防犯用のライトが当たるところには、プランターを置かないようにしましょう。
部屋の明かりが漏れるような場所も、良くないのでしっかりとカーテンを閉めておきます。
美味しいほうれん草を収穫する為にも、夜は暗くして休ませてあげましょう
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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