夏野菜のキュウリやトマトは先日の、台風10号の暴風雨で全部倒れてしまいました。キュウリやナスはもう収穫も終わりですが、なすは今更新剪定をしておけば、また美味しい秋ナスが食べれますね、今日はなすの更新剪定の時期と、美味しい秋ナスの収穫と害虫対策を調べてみました。
ナスは連作障害に注意
どの野菜でも連作障害は起こりますが、特にナスは連作障害による影響が出やすく、病気のリスクも高まります。
使用する土は、新たに野菜用の培養土を購入すれば、病気にかかる心配はありませんが、畑などで今までと同じ土を使う場合は注意が必要です。
ナスの収穫時期
ナスは開花後15~20日前後で収穫できます。

出典元:SUNTORY FIOWERS
1~3番果や多く実がついたら早目に取り、株の負担を軽くすると、その後の生育や着果がよくなります。
あまり大きくなると種が多くなったり、硬くなり美味しくないですね
ナスの更新剪定の時期と切り方
4月に植えたナスは、早ければ6月中旬ぐらいから収穫できます。
美味しいといわれる秋ナスを育てるには、7月の半ばから8月のお盆明けくらいに更新剪定をして、ある程度枝の切り戻しを行い、追肥をするといいでしょう。
ナスを植えてる方は、まだ実がなってるのに更新剪定するのは、勿体ない気がしますが、樹の勢いが衰えてしまう前に更新剪定を行うことが大切です。
ナスの更新剪定は、込みあった葉や茎を除いて病気や、害虫の発生を抑えるとともに、古い葉や茎を切り落として、株の若返りを促す作業なのです。
どれくらい枝を切れば良いかと言うと、目安は枝を3分の1から3分の2の長さに切り詰めます。
また、併せて枝に葉は1、2枚残した状態に剪定しましょう

出典元:ナスの育て方com
傷んだ葉から切り落とし、健康な葉を残せば、その後きちんと光合成し新しい枝や葉が生えてきます。
樹のエネルギーを実に全て出し切ってしまう前に、更新剪定を行い新しい実を付けやすい環境を整えます。
そうすれば約1ヵ月後には、秋茄子の収穫を楽しむことができますよ
新芽(分枝)が伸びてくると、花を咲かせ実をつけるようになります。
収穫の時期は9月に入ってからなので、ちょうど秋ナスを味わえる時期となりますね
ナスの害虫対策
ナスは虫が付きやすい野菜なので、栽培で失敗の一番の原因となるのは害虫による被害です。
早期発見が大切なので、水やりのときに害虫が付いていないか、必ず観察するようにしましょう。
特に新芽や葉裏をよく見るようにし、害虫を見つけたときは、全体に広がる前にすぐに対処しましょう。
アブラムシやハダニなどは、ベニカマイルドスプレーといった、食品成分系の殺虫殺菌剤で防御しましょう
また、ダニ類は乾燥すると出やすいので、ハダニや、ハダニよりも小さなチャノホコリダニなどは、目の細かいジョウロや霧吹きなどで、葉水を小まめに行うことで対処し発生を防ぎましょう
またマリーゴールドやオクラ、ねぎなどをコンパニオンプランツとして植えるのもいいですね
コンパニオンプランツとは、野菜の近くに植えることで病害虫を予防したり、生育を助けたりするなど互いに良い影響を与え合う植物のことです。
殺虫剤を散布せず、これらの植物を隣に植えて、害虫を寄せ付けないのも一つの方法ですね
あなたもお盆があけた今の時期に、思いきって更新剪定して、美味しい秋ナスが収穫できるのを楽しみに待ちましょう
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
