夏の花壇を彩るポーチェラカの花が、近所の公園で咲き始めました。夏の暑さにも強く育てやすいので、初心者向きの花です。花色がカラフルなんで満開になると見事です。今日はポーチェラカの切り戻しや、挿し芽で簡単に増やす方法をご紹介します。
ポーチェラカの特徴
ポーチェラカは、夏の暑さに強く寒さには弱いです。
天候の悪い日には咲かず、夕方には萎んでしまう一日花ですが、長い間次々と花を咲かせます。
咲く期間も長く、初夏から晩秋までじっくり楽しむことができます。
花色は黄色、赤、オレンジ、ピンク、白といったところですが、二色が混ざったものもあります。

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ポーチュラカは枝変わりと言って、一つの株から二色くらいの色が咲くことがよくあります。
ピンクや赤やオレンジから、黄色が咲くことが多いですが、ピンクから赤が出たり、オレンジから赤が出たりすることもあります。
花の大きいものや、八重咲きのものもあります。
日が当たらないと極端に花つきが悪くなるので、日当たりのいい場所に植え付けましょう
日当たりさえよければ、ほとんど土を選ばず育ちます。
ポーチェラカの水やり
ポーチェラカは多肉質なので、常に水を蓄えておいてくれます。
水やりはやりすぎると根ぐされが起きるので、控えめくらいでいいと思います。
ポーチェラカの切り戻しの時期
ポーチェラカの 切り戻しの時期は、6月中旬から8月ごろが適しています。
8月頃には株が弱くなってしまいます。
この時期に、たくさん花を咲かせている状態でも、切り戻しを行います。

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花がたくさん咲いてる時の切り戻しは、もったいないですが、切り戻しをすることで株への負担が軽減され、これから出てくる新芽を元気に伸ばしてくれ、秋には再び綺麗に花を咲かせてくれるのです。
ポーチェラカの切り戻しの位置
ポーチェラカは 放っておくと枝だけが、伸びていき花数が、減っていくので月に1回ほど、株の1/2まで切り戻しするとよいでしょう。
そうすることでわき芽が増えて、たくさんの色とりどりの花を咲かせることができます。
切り戻しの位置は、枝の長さのだいたい半分ぐらいのところで、新芽が出ているすぐ上あたりで切ると、よく育ち、葉の枝数も増えて花も増えていくことでしょう。
ただ、一度に全部切り戻しをすると、少々殺風景になるので、まずは枝数の半分ぐらいを切り戻し、2週間ぐらいたってから残り半分を切るとこんもりと咲き、見栄えもよくなるでしょう
また切り戻しを行った時は、液体肥料を少し与えます。
ポーチェラカの花がら摘み
ポーチュラカは種をつけないので、花柄摘みは必要ありません。
花後の花柄摘みは結構面倒なんですが、ポーチュラカはしなくていいのです。
これはひと手間省けていいですよね
ポーチェラカの挿し芽の時期
ポーチュラカの挿し芽の適期は6月~9月です。
挿し芽は大変土に定着しやすく、20℃以上あれば、ほぼ90%の割合で簡単に発根します。
茎を10㎝程度の長さに切り取って挿し穂にします。
一番下の節の葉を取り除いたら、その節が埋まるように土に挿して下さい。
水挿しでも発根するので、切り取った挿し穂を水に挿しておいて、発根したら植え付けて下さい。
冬越しする場合は、秋口に挿し木苗を作り、室内に取り込んで管理すればいいです。
ポーチェラカの冬越し
耐寒性がないので、冬になると戸外では枯れてしまう一年草なのですが、秋に掘り上げて鉢に移植したり、挿し芽した苗を冬越えさせる事もできます。

出典元:趣味の園芸
晩秋の頃5度以上の、日当たりのよい室内で、水やりを控えめにして越冬させます。
冬を超して5月頃になったら植え替えて、葉が伸びたらまた挿し芽して増やせばよいと思います。
この様にして簡単にどんどん、増やせるのが嬉しいですね
挿し芽で増やせれば費用も掛からないので、お庭をポーチェラカの花畑にしてみて下さいね
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
