水辺ですいすい泳いでるメダカは、可愛くて癒されますね、庭に池がなくても、ビオトープを作れば、ベランダや玄関先で、メダカを飼育する事ができます。今回は初めてのベランダビオトープの作り方と、メダカを入れる時のコツをご紹介します。
目次
メダカのビオトープに必要なもの
ビオトープでの飼育は簡単ですが、最低限のものを揃えておかないと、水の維持が困難になります。
※必要なもの
• 容器
• 土
• 水草
• あみ
• スコップ
• 園芸用はさみ
ビオトープの容器
※発泡スチロール
発砲スチロールなら、廃物のリサイクルになり、費用も掛からず、ベランダなど狭い場所に便利です。
ビオトープで最もおすすめする容器です。

耐熱性と保温性に優れており、夏場や冬場の水温対策が楽になります。
欠点は耐久性が低いので、容器を移動させることが難しいことと、5年ほどすると新しい容器に、移し変えなければならないことです。
5年も持てば新品に変えればいいでしょう
※スイレン鉢

スイレン鉢は屋外で、メダカを飼育するときに使う代表的な容器です。
スイレン鉢のビオトープが、玄関のそばにあれば、おしゃれですね~
スイレン鉢は、横幅が狭いですが、高さがあるので、冬の全凍結を防ぐことができます。
水量も比較的多いので、水質の維持が簡単です。
欠点は水草を入れると、観察するスペースが、少なくなってしまうことです。
※ガラス容器
水槽でなくとも金魚鉢でも代用できます。

これを上手に使って、室内飼育のミニビオトープを、作ることができます。
涼しげでいいですね、手軽に涼を感じたいときにお勧めです。
ガラス越しにメダカが、泳いでいるのを見るのも癒されますね~
ただ水量が少ないので、寒くなる秋や冬は通常の水槽に、移動させてあげて下さいね。
ビオトープの作り方
ビオトープの作り方はとても簡単で、一般的な水槽と同じ要領です。
準備したばかりの水槽には、フンや餌の食べ残しなどの有害物質を、無害な物質へ分解するバクテリアがいません。
最初はメダカの数を1〜2匹に抑えて、週に1回は換水します。
2週間経過したら徐々に、飼育数を増やしていきます。
1. 容器を水洗いし、熱湯をかけて殺菌する
2. 容器に底床材を均一に敷き詰める
3. ポット苗の植物は、石やレンガで高さを調節してセットします。
4. 植物の根元から水面まで、5cm程度を目安に水を入れます。
5. 濁りが沈殿したら、他の植物をセットします。
6. 2週間以上置いてからメダカを投入します。
水道水をためるときは、バケツに汲んで1~2日ほど直射日光に当て、十分にカルキ抜きをしたものを使います。
急ぐときは、塩素中和剤(カルキ抜き剤)を使って下さい。
底床材は植物の植え込み材であり、バクテリアや微生物の、すみかにもなります。
通常、荒木田土、赤玉土、睡蓮用の土などを使いますが、ビオトープ専用の土もあります。
ビオトープ水槽の置き場所は?
ビオトープ水槽の置き場所は、水温差と水の蒸発を避けるために、直射日光が当たらない日陰に置いてください。
暗い環境だとビオトープに、大切な水草が成長しないので、適度な光も必要です。
置き場所はベランダや庭、窓際などどこでも置くことができます。
水槽に入れるメダカの種類は?
水槽に入れるメダカは、日本の野生種である黒メダカがお勧めです。
またオレンジ色のヒメダカでも、十分に飼育が可能です。

他の種類はビオトープでの、飼育に向いていないので、避けておきましょう。
メダカを入れる時のコツ
メダカの数は水5リットルに、1匹を目安に入れてあげましょう。
自然に繁殖していくので、最初は多くても5匹程度に、おさえておくといですよ。
メダカを、入れる時のコツは、ビオトープの水に慣らしてあげることです。
買ってきた袋に、ビオトープの水を少しづつ入れて、1時間ほどかけてゆっくりと、慣らしていきましょう。
メダカのビオトープでの餌のあげ方
メダカのビオトープを作ったばかりの時は、餌になるプランクトンが、発生していないので、1日1回は市販のメダカの餌をあげます。
その内、1ヶ月も飼育していると、容器に苔が増えてきて、プランクトンが発生するので、餌の頻度を落としてかまいません。
だいたい週に2回、1〜2分で食べきれる量を、あげるといいでしょう。
メダカの数が、少なければ餌なしでも大丈夫です。
メダカのビオトープの掃除方法
メダカのビオトープには、ほとんど掃除は必要なく、1年は水足しだけで問題ありません。
水草や苔が生えすぎると、水草に光が届かなくなるので、たまにコケを掃除したり、増えすぎた水草を間引いてあげましょう。
底砂に溜まった糞は、水草が栄養として吸収してくれるので、取り除く必要はありません。
ビオトープを作ってから、2年ほど経過したら全換水を行いましょう。
水替えが2年に1回なんて信じられませんが、ほったらかしでいいなんて、無精者の私はとても嬉しいですね。
全換水の方法は簡単
1. メダカ飼育水ごとバケツに移動させる
2. 水草を取り除く
3. 砂利を水道水で洗う
4. 水草や石を水道水で洗う
5. バケツの飼育水を1/3ほど戻す
6. カルキ抜きした水道水を容器に入れる
これは金魚を飼った事があれば、金魚の水替えと同じ要領です。
金魚は定期的に水替えしないとだめですが、メダカの糞は、水草が栄養として吸収してくれるので、取り除く必要がないなんて最高ですね
餌やりの回数も少なくて済みますし、何より水槽の掃除をしなくてもいいのが、嬉しいですね
ベランダにビオトープを作り、スイレンが咲いてるそばを、可愛いメダカがすいすい泳いでるのを、想像しただけでなんだかワクワクしますね
今年の夏も猛暑になりそうですが、ビオトープで爽やかな気分になり、暑い夏を乗り切りましょう
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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