もやしは家計費ピンチの時に、頼りになる食材ですね。1袋あたり約35kcalと低カロリーで、スーパーで15円~30円と安価です。もやしには、栄養はあまりないと思われがちですが、疲労回復や、リラックス効果のある成分も含まれているとのことなので、今回は安くて栄養価の高い、もやしについてご紹介します。
目次
もやしの栄養素
もやしは豆を発芽させたもので、他の野菜に比べて多くの、タンパク質を含んでいますが、発芽により豆にはない新たな栄養素が生み出されるそうです。
もやしが野菜の王様と呼ばれる理由は、その発芽パワーにあります。

大豆もやしの場合、種子の状態ではほとんど、含まれていないビタミンCが、発芽後にはなんと5倍に!
ビタミンB2も3倍に増加します。
また、近年注目を浴びているアミノ酸の一種「アスパラギン酸」が、発芽に伴って生成されることが科学的に証明されています。
大豆もやしには、アスパラギン酸が、アスパラガスの2倍も含まれていて、さまざまな野菜の中でも、トップクラスの含有量とのことです。
また、発芽することで劇的に増加するGABA(ギャバ)という成分も含まれています。
含有量はそう多くないものの、GABAには精神の安定に働きかける、リラックス効果があり、ストレスを緩和させ血圧を安定させる作用もあります。
ビタミンC
抗酸化作用は、悪玉コレストロールによる、体内のサビを防ぎ、鉄分の吸収を促し、血管を強くして、動脈硬化による心筋梗塞や、脳梗塞の予防に有効です。
お肌のハリをもたらす、美肌効果があり、老化予防にも期待できます。
アミラーゼ
消化を助けてくれる酵素ですから、夏バテや暴飲暴食などで、弱った胃腸を正常な状態に戻して食欲不振を解消してくれます。
食物繊維
便秘解消、糖尿病や大腸ガン、肥満の予防にも役立ちます。
アスパラギン酸
疲労の原因となる乳酸の分解を、促進させる働きがあるので、疲労回復の効果もあります。
カリウム、鉄分、葉酸
血圧を安定し、傷ついた血管を修復します。
また葉酸の持つ造血作用は、貧血に悩む女性には、強い味方と言えますね。
もやしの種類
もやしの種類は3種類あります。
●緑豆もやし

スーパーで大量に置いてあるのが、このタイプで春雨の原料である、緑豆を発芽させたものです。
用途:ラーメンや炒めもの、鍋ものに使用されてます。
特徴:国内では9割ほどを占め、やや太めでくせのない味です。
●ブラックマッペもやし

ブラックマッペ(黒緑豆)を発芽させたもやしです。
緑豆もやしよりやや細く硬め、水分も緑豆もやしよりは少なめです。
用途:ラーメン、焼きそば、お好み焼き、おひたしなどに使用します。
特徴:緑豆もやしよりやや細く、ほのかな甘みがあります。
●大豆もやし

豆がついたまま食べる「大豆もやし」は、大豆よりもヘルシーに、大豆イソフラボンを摂取できます。
100キロカロリーの大豆を、食べた場合よりも、100キロカロリーの大豆もやしを、食べた場合の方が多くの、大豆イソフラボンを摂取できるんですよ
これは女性にとっては嬉しいですね~
用途:炒めもの、ナムル、スープ、鍋ものに使用します。
特徴:豆がついたまま食べます。味が独特。
通常のもやしは、さっとゆでるのに30秒ほどですが、大豆もやしは、豆に火が通るまで3~4分加熱します。
豆が硬いと食べづらいですから… 大豆もやしはナムルによく入ってますね
もやしのゆで時間
もやしに含まれるビタミンCと、カリウムは水溶性の成分ですので、茹でて加熱しすぎると、80%もお湯に流れ出てしまうんです。
そこで、お浸しや和え物に使用する時の、茹で時間は短くして、栄養成分の流出を防ぎましょう。
沸騰してから30秒ほどで、お湯から上げれば栄養成分の流出を防げ、シャキシャキ感が味わえますよ
もやしの保存方法
もやしは、一度水洗いしてから保存する方が、日持ちしますが買ってきて、袋ごと冷蔵庫に入れる時は、ハサミで袋に小さな穴を、開けてから保存して下さい。
こうする事で、もやしが呼吸する通り道が出来て、湿気がこもるのを防いでくれ、日持ちしますので試してみて下さいね
冷凍保存もできますが、使用する時は、解凍するとしなっとなってしまうので、冷凍したまま使います。
もやしのやみつき人気レシピ
※材料
• もやし 1袋(200g)
• ごま油 大さじ1
• 白いりごま 大さじ1/2
• 中華スープの素 小さじ1
• 醤油 小さじ1/2
• にんにくチューブ 2センチ
• 塩 ひとつまみ

※作り方
1. もやしを耐熱容器に入れ、塩ひとつまみをふりかけ、ざっくりかきまぜます。
2. 耐熱容器にふんわりラップをかけ600wの電子レンジで2分加熱します。
3. 加熱後、箸でかきまぜ手でさわれる位まで冷まし、手で絞って水気を切ります。
4. 容器に水を切ったもやしを入れ、最初に中華スープの素、小さじ1を入れよくまぜます。
5. 次に、醤油小さじ1/2、にんにくチューブ2センチ、ごま油大さじ1、白いりごま大さじ1/2を入れ、かき混ぜれば完成です。
このレシピは「つくり置き食堂BYまりえごはん」さんのブログより、引用させて頂きました。
画像は大豆もやしですが、本当に一度食べたら、やみつきになる程おいしかったので、あなたも今夜の夕食の一品にいかがでしょうか?
もやしのお陰で、栄養も摂取出来、きっと今夜の夕食は節約でき、ごはんが進むことでしょう
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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