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植物

大豆の成分イソフラボンの働きを高めるには摂取量を増やし腸内環境をを整える

大豆は昔から日本人にとって、馴染みの深い食品ですが、若い世代の方は食生活が欧米化し、大豆を食べる事が少なくなってきてるのが現状です。

でも今また大豆の成分イソフラボンが注目されてます。

大豆に含まれてるイソフラボンとはどんな成分なのか調べてみました。

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大豆の成分イソフラボンとは?

大豆にはイソフラボンという、成分が含まれています。

イソフラボンは、その構造が女性ホルモン(エストロゲン)に、似ていることから、女性ホルモン様作用をもっており、更年期症状の緩和や、骨密度の維持に対する効果が知られてきました。

また、厚生労働省研究班によると、食品からのイソフラボン摂取量が多いほど、日本人女性の乳がんや脳梗塞、心筋梗塞のリスクが低下し、男性の一部でも前立腺がんのリスクが、低下するという研究報告が出されています。

食事から摂った大豆イソフラボン(ダイゼイン)は腸から吸収されますが、そのときに、ダイゼインという成分のまま吸収される人と、エクオールという成分として吸収される人がいます。

この違いによってイソフラボンの、健康効果に差が生まれ、エクオールの方がより高い、エストロゲン活性を持つことがわかってきました。

エクオールを作ってくれるのは、腸内細菌

では、どうしてエクオールを作れる人と、作れない人がいるのでしょうか。

それは、最近注目されている、腸内フローラがカギを握っていました。

人の大腸には様々な、腸内細菌が棲んでいますが、その中に、大豆イソフラボン(ダイゼイン)を、エクオールに変換してくれる「エクオール産生菌」と呼ばれる、腸内細菌が見つかり、このエクオール産生菌がいる(活動している)かどうかが重要だということがわかりました。

エクオール産生率の差は、大豆の摂取量や食生活による、腸内環境の違いが理由ではないかと考えられています。

エクオールをつくれない人が増えている?

2人に1人がエクオールを、作れる日本人ですが、年齢が若くなるにつれて、エクオール産生率は低下しています。

10代20代の若い世代では、欧米人と同じくらいの人しか、エクオールをつくれていないという研究が、報告されており、ソイチェックを用いた研究でも、大学生や高校生では20%前後しか、エクオール産生者がいないことが明らかになってきました。

なぜ若い人でエクオールを、作れない人が増えているのでしょうか。

詳しいことはまだわかっていませんが、食生活の変化が原因ではないかと考えられています。

豆腐の摂取量について

豆類の摂取量は60代が最も多く、若くなるにしたがって、食べる量は減っています。

エクオール産生菌を維持するためにも、毎日の食事にもっと大豆を取り入れることが必要です。

また腸内細菌のエサとなる栄養成分に、食物繊維がありますが、こちらも60代の方が最も、たくさん食べています。

若い人との差は、1日あたり5gで、これはレタスまるごと1個分の、食物繊維量に相当します。

根菜や海草、キノコなど、食物繊維の豊富な食材を、毎日の食卓に取り入れることで、腸内環境を改善していきましょう。

エクオール産生能だけでなく、腸内フローラを整えることは、お通じや免疫能にも効果があるといわれています。

ただし腸内環境は、これまでの食生活の積み重ねで、形成されてきたものですので、すぐに変わるものではありません。

毎日の食事を少しずつ見直し、バランスのとれた食生活を、継続することが大切です。

腸内フローラの形成は、離乳期から小児期にかけての、食生活の影響を大きく受けると言われています。

将来の健康のためにも、小さいお子様がいるご家庭では、ぜひ毎日の献立に大豆食品を、取り入れていきましょう

腸内フローラは、日々のストレスや睡眠、運動量など様々な生活習慣から、影響を受けていると言われていますので、ストレスをためない事も大切ですね

ストレスは自分なりに、上手に発散しましょう

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大豆を「毎日」食べよう

大豆をあまり食べない人は24%、ほとんど毎日食べている人は50%。大豆を食べる頻度で、エクオールを作れる人の割合は2倍も違っていました。

エクオール菌に、しっかり活動してもらうためは、豆腐や納豆、豆乳などの大豆食品を、毎日食べる事が大切です。

エクオールと骨

女性ホルモンは、骨からカルシウムが溶け出すのを、押さえる効果があります。

ですので、更年期を過ぎて、女性ホルモン分泌量が低下すると、年間約2%ほど骨量が減っていきますので、とくに高齢女性は骨粗しょう症や、骨折に気を付ける必要があると言われています。

大豆イソフラボンは、そのエストロゲン様作用によって、骨からカルシウムが溶け出すことを、押さえる働きが知られています。

更年期以降の女性に2年間、毎日豆乳500ml(イソフラボン量で約100㎎)を飲んでもらったところ、イソフラボンを摂らないグループは、骨密度が約4%低下したのに対し、イソフラボンを摂ったグループは、低下しませんでした。

高齢になって骨密度低下は、寝たきりのリスクも高まりますので、豆乳を飲む事を習慣にするのもいいですね

私は、豆乳は飲みにくそうで、購入した事がないのですが、飲みやすい豆乳飲料もある様なので、飲んでみようと思います。

エクオールと更年期症状

大豆イソフラボンやエクオールは、腸から吸収されて体内で作用した後、1~2日程度で尿から排泄されますので、大豆は毎日食べることが大切です。

ある研究結果で、更年期の女性を対象として、尿中のイソフラボン類の排泄量と、更年期症状について調べたところ、大豆そのものに含まれている、イソフラボン(ダイゼインやゲニステイン)の尿中排泄量と、更年期症状の重い軽いには差が見られませんでした。

一方、尿中のエクオール量だけは、更年期症状の重い人の方が、低いという結果となりました。

これは、エクオールをつくれる人は、更年期症状が軽い人が、多かったということを示しています。

このほかにも、エクオールが更年期の、ホットフラッシュ(ほてり)や、首や肩のこりを和らげるという研究結果が報告されています。

こういう研究結果を知ると、やはり毎日大豆食品を摂取し、エクオールの量を増やさないと、いけないと思いますね

いつまでも元気で長生きする為にも、毎日大豆食品を食べる事を習慣にしましょう

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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