昨年の冬に植えた、鉢植えのビオラが満開ですが、そろそろ株も疲れてき、花姿も乱れてきます。
来月には思い切って抜いてしまい、夏の花に植え替える方もいらっしゃいますが、せっかくなので、もう少しビオラの花を、咲かせ楽しみたいと言う方もいるでしょう
今回はそんな方に、ビオラの花を7月まで咲かせる為にする、切り戻しの方法をご紹介します。
パンジー・ビオラを夏まで咲かせる
パンジー・ビオラは、徒長をさせず切り戻しを繰り返し、花は1週間楽しんだら、また切り戻しのような、サイクルで管理すれば、最長7月まで花を楽しむことが可能です。
そのためどこまで、パンジー・ビオラを咲かせられるかに、挑戦したい人は徒長させず、頻繁な切り戻し作業を6月くらいまで、繰り返して7月に咲かせてみましょう。

ビオラはパンジーと共に、秋から翌年の春までと、開花時期が長いため万が一、育てはじめに間違えて、花芽ごと切ってしまったとしてもまた花芽が付きます。
我が家のビオラも元肥をしっかりやって、植え付けたので、追肥をしなくても、ほったらかし状態ですが、花をたくさん咲かせてくれてます。
せっかく奇麗に咲いてるのに、切り戻すと花がなくなるので、淋しいのですが長く楽しむ為に、思い切って切り戻し作業を始めようと思います。
ビオラの切り戻しの方法
ビオラの株を切る方法には【摘芯】と【切り戻し】の2種類の作業があります。

両者はどちらも、株を切ることによって花付きを、良くすることには変わりないのですが、厳密にいうと違います。
簡単に説明すると【切り戻し】とは成長して伸びた株を、切り詰め株を再生させて、新しい花芽を付けさせるために行う作業のことです。

【切り戻し】をする位置は、草丈の1/2~1/3を残し、その位置にある花芽の上で切ることです。
※切り戻しを失敗した場合
花芽の下で切ったことにより、花芽ごと切ってしまった為、咲かないということになります。
これは明らかに切り過ぎですよね~

花芽はよ~く見ればわかります。
葉の付け根部分が少し膨らんでいます。
よく4月の中旬以降になって、切り戻しをしたんだけど、花が咲かないので失敗した?と思う人がいますが、この時期の切り戻しに、成功と失敗はあまり関係がありません。
というのは、まずビオラの株は去年の、秋ごろから栽培しているため、いいかげん株が疲れてきています。
なので、再びたくさん花芽を付けるには、相当なエネルギーがいりますので、冬に2週間に1回きっちり追肥を、行い丈夫な株に育てなければ、春に切り戻したところで、再生しにくいケースがあります。

またビオラの生育適温は、4~15℃で20℃を超えると、株が急速に衰弱してきます。
そのため4月のはじめと後半では、気温もかなり違いますから、4月以降の切り戻しは、冬に行う切り戻した結果ほど期待しない方がいいです。
追肥は株を丈夫にする為に、重要な作業なんですね
ビオラの摘心の方法
ビオラは頑張れば、7月くらいまで花を咲かせることができます。
摘芯とは、苗が若いうちに株元から出ている茎を、カットすることにより、脇から枝を出させ枝分かれさせることです。
枝分かれしてまた茎が伸びてきたら、茎の節の上でカットすると、また脇から枝が出てきます。
そうやって枝分かれさせていくことにより、株が間延びせずにギュッと締まった、こんもりとした株を作ることができます。
結果そのように、枝数を増やすことにより、花芽を多くつけさせることが出来るのです。
近所のお宅で、鉢花をあふれんばかりに、こんもり咲かせてるのを見て、どうしたらあんな風になるのか不思議でしたが、この様な摘心作業をこまめにされてるんですね
「摘芯作業」今度、苗を購入したら、私もさっそくやってみます。
切り戻しと摘心の違い
両者の違いはまず行う時期が違います。
摘芯は幼苗の時のおこなう作業です。
切り戻しは株が成長した後に行う作業です。
どちらも目的の花を数多く、咲かす株を丈夫にする、という点では同じです。
切り戻しや摘芯してはいけないのはどっち?
摘芯に関してはビオラはOKです。
それはなぜかというと、ビオラはパンジーに比べて、花も小さく花数も多く咲くからです。
したがって秋の早いうちであれば、摘芯してもまたすぐに、成長でき花芽も付けられます。
しかしパンジーの場合は、花も大きくビオラに比べれば、咲かせる花数も少ないです。
そのため摘芯をしてしまうと、次に花芽をつけるまで時間がかかるため、パンジーの場合は切り戻しだけでなく、摘芯もするのもやめましょう。
何でもかんでも切り戻しや、摘心をすればいいものではないんですね~
野菜も花もそれぞれに合った、切り戻しや摘心があるので、くれぐれも間違っても花芽は切らない様にしましょう
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
