春の花壇をカラフルに彩る可愛いチューリップ、この花が咲くとそろそろ新学期が始まりますね
花の季節を楽しんだら、来年もきれいな花を、咲かせられるように下準備をしましょう。
チューリップの花を、毎年きれいに咲かせるためには、花を咲かせた後に球根を掘り出して、保存しておくという作業が必要です。
そこで今回は、チューリップの球根の、掘り上げ方や保存方法、再植えつけの方法をご紹介します。
チューリップの球根の増やし方
まずは、花が枯れ始める前に(だいたい6月前)花を摘み取ります。
葉はすべて残して、花の下で茎を折りましょう。
これは、花が種をつくるのを防ぎ、球根に栄養が行き渡るようにする為です。
この状態のまま、1週間に1回程度、水やりの際に液体肥料『ハイポネックス原液』を与え、球根を太らせていきます。

花を摘んだ後、葉が黄色くなって枯れ始めたら、球根の掘り上げを行います。

球根のすぐ上で茎をカットし、球根をひとつひとつに分けましょう。
あまりにも小さいものは、翌年花を咲かせることが、できないため破棄します。

掘り出した球根は、土を落として水洗いをします。
きれいになったらネットの袋に入れて、風通しの良い日陰に吊るして乾燥させます。

このとき、品種や色別に分けて、ネットに入れておくと、再度植えるときに便利です。
チューリップの植え付け時の土
チューリップは水はけのよい、弱酸性の土を好みます。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題ありません。

水はけの悪い土は、砂やパーライトを足すことで改善されます。
また、「球根用」とか「チューリップ用」と書かれた培養土も市販されています。
元肥として緩効性肥料を施しておきましょう
緩効性肥料とは、水溶性の速効性肥料に比べて、効果がゆっくりと発現してくる肥料の事です。
チューリップの球根の保存方法
ネットに入れた球根は、秋になって植えつけをするまで、風通しの良いところで保管しておきます。
球根が傷つくと、植え込みした際に芽が出なくなりますので、球根が傷つかないように注意しましょう。
チューリップの再植え付けの方法
チューリップは、10月中旬~11月上旬になったら、いよいよ植えつけを行います。
まず、球根を消毒剤に15分程度つけます。
ベンレート水和剤、もしくはオーソサイド水和剤や、ホーマイ水和剤などの殺菌剤を、使用説明書に従って水で薄め、そこにネット袋に入れた状態の球根を、30分ほど浸け込みます。
その後、陰干しをします。ただし、市販の球根では必要ありません。
消毒が終わったら、球根1つ分くらいの間隔をあけて、植えていきましょう。
植える深さは、庭植えの場合は球根2つ分程度の位置、鉢植えの場合は球根の頭が地面から、2cm程度の位置にくるように植え付けましょう。
また、前年に使った土を、そのまま使うのはよくありません。
庭植えの場合は場所を変えて、鉢植えの場合は新しく用土を用意しましょう。
植えつけの際は、約1年間肥料効果が持続する『マグァンプK中粒』を元肥として土に混ぜ込みます。

植え付けた後はしっかりと水を与え、土が乾燥しないようこまめに水やりをしましょう。
気温が高すぎると、発芽しないことがあるので、鉢植えの場合は屋外の日陰に置いて下さい。
2月頃になると土から芽が出始めます。
そうしたら、今度は日当たりの良い場所に、移動させ追肥と定期的な水やりをしましょう。
3月頃にはつぼみがつき始め、3月下旬~4月上旬には花を咲かせます。
この方法でチューリップが、何年咲き続けるのか、試してみるのも面白いですね
私は毎年球根を購入してたので、今年からしてみようと思いますので、みなさんも是非お試しくださいね
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
