おはようございますmiuです。
10月21日に福岡県で開かれた、第38回全日本実業団対抗女子駅伝の第4回予選会で、岩谷産業の飯田選手がゴール直前で走れなくなり、膝を血だらけにしながら這って進み、次の選手にタスキを渡すハプニングがありました。
その後、岩谷産業の3区ランナー、今田麻里絵選手は涙をぬぐいながら、到着を待ちタスキを受け取りました。
感動的なシーンで私も涙しましたが、飯田選手は四つん這いになり、膝から流血しながらも、たすきをつなぎましたが、駅伝ではどうして棄権者が出るのでしょうか?
箱根駅伝は特に棄権者が多いのかなぜか、気になったので調べてみました。
箱根駅伝で棄権者が多い理由
箱根駅伝には棄権者やアクシデントが付きもの、といった印象はありませんか?
大学駅伝や実業団対抗の、ニューイヤー駅伝などでは箱根駅伝ほどの、アクシデントは見受けられず、なぜ同じ駅伝なのにと、疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか
箱根駅伝は他の駅伝と違って、棄権者が多い理由は、1区間の距離が長いということにあるようです。
箱根駅伝の平均区間距離は約20kmに対し、全日本大学駅伝は9区の20km以外の区間は、15km以下です。
実業団対抗のニューイヤー駅伝は、4区の22km以外の区間は12km~15km台、出雲全日本大学選抜駅伝は、6区の10.2km以外は10km以下と、箱根駅伝に比べて1区間の距離が、短いことが分かります。
さらに箱根駅伝は、平坦な道のりだけではなく山道を走ることもあるため、足にかかる負担が大きいという理由もあります。
ある程度の練習をしている人であれば、一般の人でも10kmを走るのは、比較的楽だと言われていますから、駅伝の選手はスピードを維持したまま、走り切ることも可能かもしれません。
しかし、20kmともなると、しっかりとしたトレーニングが必要になり、簡単に走り切るというわけにはいかない様です。
20kmという距離があるからこそ、順位の変動も起こりやすく、実力通りの結果にならないというのが見所ではありますが、その距離に選手は苦しめられるのです。
そして箱根駅伝で起こりうるアクシデントとしては、路面凍結により選手が転倒してしまったり、道路にはみ出した沿道の観衆を避けようとして、転倒してしまうということが挙げられます。
箱根駅伝で途中棄権した原因で多いのは?
①低体温症
山上りと呼ばれる5区は、標高差もあることから「低体温症」になることが多い区間です。
序盤に強い日差しを浴びてかいた汗が次第に冷えて、体温を奪われ、最終的には低体温症になることがあるのです。
加えて冷たい風も体力を消耗してしまうのです。
89回大会ではこの5区で、城西大学と中央大学が、72回大会では順天堂大学が、脱水症状なども重なって棄権者が出ています。
刻一刻と変化する気候に対応するのも、至難の業なので仕方ない面もあるかと思います。
低体温症の対処法は?
低体温症についてはどのように対処出来るのかについて見ていきましょう。
寒風で奪われる熱量のほうが,運動で発生する熱量よりも大きくなって,身体の深部体温が下がり(低体温),電解質のナトリウムが下がって低ナトリウム(脱水)になったのでしょう.
低体温症には低血糖も大きく関わっていて、寒さでエネルギーが奪われた体はミネラルウォーターでは回復できないのですが、エネルギーの補給には糖質やナトリウムが含まれているスポーツドリンクが有効とされています
②疲労骨折
その他の区間で多く見られるのは「疲労骨折」です。
近年では2014年の90回大会、花の2区で前年には12人も抜く、ごぼう抜きを見せた山梨学院のケニア人留学生、オムワンバ選手が疲労骨折により棄権しました。
疲労骨折はスポーツ選手全体を見ても、多い症状ですが繰り返し同じ部位に負荷がかかることで、起こりやすいため、マラソンや駅伝選手に多いと言われています。
日々の練習や、オーバーワークによって足に負担をかけてしまい、その積み重ねで疲労骨折を起こしてしまうのです。
一般的な骨折とは違って自分では気付きにくく、違和感がある程度で、そのまま練習を続けてしまうと、疲労骨折に繋がっているケースが多いようです。
岩谷産業の飯田選手は疲労骨折?
岩谷産業の飯田選手は、第2中継所の「勝浦浜」の200メートル以上の、手前から走れなくなり、四つん這いになり、膝から流血しながら、たすきをつなぎました。
このすさまじい光景に、感動で涙が止まらなかったと、ツィッターが炎上しました。
飯田怜選手は、現在福岡の病院に入院しています。
右脛の骨折と判明(疲労骨折か足をひねった可能性など原因は調査中)です。
ランナーにつきものの、疲労骨折の対処法ですが、やはり無理な練習はしないということ です。
飯田選手の一日も早い回復を祈っております。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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