こんにちは、miuです。
「脳卒中?私には関係ないわ」と思わないで下さい。
それは、ある日突然、元気だった人を襲って来る怖~い病気です。
私の主人も、17年前に脳出血で倒れました。
脳卒中は、がん、心臓病についで、日本人の死因の第3位となっている病気です。
手遅れになると、命を落とし、仮に命を取りとめても後遺症で障害が残ります。
脳卒中それぞれの原因と症状
(脳梗塞) 脳のある部分に血液が行かなくなり、その部分が死んでしまい、障害が残る病気です。
(脳出血) 脳の小さな血管が破れて、出血が起こり、脳を壊してしまう病気です。
(くも膜下出血)
脳の表面の血管に、脳動脈瘤というこぶが出来て、それが破れ、脳の表面に出血しくも膜下に溢れる、出血量が多ければ多い程、脳が圧迫され脳が壊れて行きます。
脳梗塞は時間との勝負
脳梗塞の治療は、一刻を争います。時間が経過すればする程、予後は悪くなります。
周囲の人の確認 顔(笑った時に、片方が下がってないか?)
腕(両腕を上げて、片方が下がってないか?)
言葉(ろれつが回らなくなってないか?受け答えが出来ているか?)
頭痛に注意 今までに感じた事のない様な、激しい頭痛がおきます。
脳卒中の原因と予防
動脈硬化で身体に血栓が出来て、何かのタイミングでその血栓が飛び、血管をふさいでしまいます。
高血圧や、生活習慣病にならない様に、日頃からお酒は控え、暴飲暴食、運動不足に気をつけて、油っこい物や、インスタント食品の摂取を控える!
私の主人も、要再検査の注意をされていたのに、仕事に追われ、再検査に行くのを先送りにしていました。
そして、ある日突然、仕事中に倒れてしまったのです。48歳でした。
医師の診断では、CT画像に映った血栓も小さく、これなら薬で溶かせるとの事で、ひとまず安心したのですが、時間の経過と共に再び画像で確認したら、血栓が、大きくなっていて、やはり開頭しないと危険との判断で深夜のオペになりました。
そしてこの後、私達夫婦の人生が大きく変わってしまったのです。
手術中の予期せぬ事
脳出血の手術で開頭したら、手術中にまさかの予期せぬ事態が起こりました!
なんと、開頭したら、脳が膨張して飛び出し元に戻らなくなったのです!
やむなく脳をはずし、冷凍保存し頭がい骨もはずして閉じ、2週間後に戻したのですが、脳は正常に機能しなくなりました!
もちろん、言語障害、身体障害、意識障害が残り車椅子の生活になりました。
ここから私達の地獄の苦しみが始まりました。
高額療養費制度とは
(従来の制度) 全額自己負担で支払い、高額療養費の申請をすれば、3ケ月程後に限度額以上かかった医療費については支給されます。
(現在の制度) 70歳未満の被保険者又は、70歳以上の低所得者は、あらかじめ高額療養費限度額適用認定証の申請を行い、交付された認定証を、医療機関に提示する事により、後程、還付される高額療養費を見越した、自己負担限度額のみの、支払いとなります。(認定証の有効期間は1年です)
その当時(今から17年前)は、全額自己負担で、マイホームを建てたばかりで貯蓄も少なく、本当に困り高額療養費貸付制度を利用して、50万借り残りは、他で借りて医療費を支払いました。
その時の、医療費の請求書を見て目を疑いました!
1回の開頭手術が、なんと150万!
主人は脳を出して、凍結保存し空で閉じて2週間後に又開頭して、脳を入れる手術をしたので、2回で300万でした。
その後は、マイホームのローンも、払えなくなり借金地獄が待ってました。
脳出血から回復する迄の道のり
主人の身体も、脳も正常に機能するのに10年かかりました。
今年でまる17年、あの時生まれた初孫が支えで頑張れた様です。
今は、まだ左半身は、麻痺は残っているものの、おかげで脳も正常に戻り、びっこを引きながらですが、どうにか一人で、歩ける様になり、休職しながらも、会社も定年まで勤め、今は障害者施設で働いてます。
家族が倒れると、本当に生活が激変してしまいます。
こんな苦しい思いは、もう誰にも味わって欲しくありません!
男性は、とかく病院に行きたがりません。でも早期発見が大切です。
少しおかしいと感じたら、すぐに受診して下さい。
大切な家族の為!そしてご自分の為に!
そして、食生活に十分注意して、不摂生は控えてくださいね
皆様の健康を、お祈りします。
今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
