新年度がスタートし今年も、健康診断や雇用契約更新の時期がきましたね
今日は耳よりな、65歳から雇用保険に加入し退職したら、一時金で貰える失業給付金制度があるという事をお伝えしますので、参考にして下さい。
目次
年に一度の健康診断
この時期は、毎年職場の誰かが健診に引っ掛かるので、何もなくスルーしたらほっと胸を撫で下ろします。
毎日、健康管理をしてても、歳を重ねるごとに足腰が弱ってきて、少しずつ老化していくのが辛いですね
健診はなんなく通過し、雇用契約更新となり「いつ頃辞めようか?」と考えてしまいます。
人手不足の職場で、辞める訳にもいかないのですが、このままボロボロになるまで、勤める気はありません。
それならいっそ、ここからの数年は期限を切り、賢い退職方法はないかと調べたら、みつけました!!
なんと、65歳から雇用保険に加入し退職したら、一時金で貰える失業給付金制度があったのです。
65歳からの雇用保険と失業給付一時金とは?
「雇用保険の失業給付」とは会社を退職した際に受け取れる保険のことです。
これまでは、65歳以上の方は雇用保険の加入は出来なかったのですが、新制度になり平成29年1月1日から「雇用保険の適用拡大」で、65歳以上の人も雇用保険に加入できるようになり、(6ヶ月以上加入で再就職先を離職し失業した場合は)何度でも失業手当を受給できるようになり「高年齢求職者給付金」を受給することができるようになりました。
ただし、これからも働く意思のある方が対象ですので、ハローワークで就活をする事が前提です。
高年齢求職者給付金を受け取るには、前提として離職前に6か月以上の雇用保険加入期間が必要です。
65歳以上の方は「高年齢求職者給付金」となり、30日分もしくは50日分を一時金として、一括で受け取ることになります。
これは高齢者にとってはありがたい制度ですね~
高年齢求職者給付金支給のタイミング
退職理由によって支給のタイミングが変わってきます。
やむを得ないと認められる場合は、すぐに支給されますが、それ以外は3ヵ月の給付制限後に支給されます。
やむを得ないと認められるものは、定年退職、解雇、契約期間満了、本人のケガ病気、家族の介護等の場合です。
失業給付一時金の受給要件と支給日数は?
受給要件と支給日数は、離職の日以前1年間に被保険者期間(雇用保険に加入していた期間)が通算して6ヶ月以上あることです。
6ヶ月以上1年未満 |
30日 |
1年以上 |
50日 |
退職前に6ヶ月以上、1年未満の雇用保険加入であれば30日、1年以上雇用保険加入期間があれば、50日支給となります。
そうすると雇用保険加入からやはり、1年以上勤める方がいいですね
失業給付一時金の支給金額は?
支給金額については、おおよそ受け取っている給与の50%~80%の×日数分です。
・月平均10万円の給与なら2,666円 ・月平均20万円の給与なら4,739円です。
◆以下は支給金額の例です
(例)月平均20万円の場合、1日の基本手当日額はおよそ4,739円です。
30日支給の場合は、142,170円 50日支給の場合は、236,950円失業保険は失業した時に受け取れる手当です。
正確には「雇用保険の失業給付」と言います。
この失業保険は、前職の給与や退職理由によって、いくらもらえるのか、いつまでもらえるのかがわかります。
体力的にきつくなって来ると、少し時間数や日数を減らして、働きたいという思いもありますが、これを見ると、無理せず、計画的に働く方が賢明ですね
失業給付一時金は給付制限なしで貰う方法があった
これまでは、自己都合退社の場合、通常の失業手当と同様に7日間の待機期間後に「3ヶ月間の給付制限」が発生しましたが、新制度では前職を辞めた理由が「体力的な問題」であれば、なんと「給付制限なし」の扱いで処理をしてくれるそうです。
ハローワークで求職の申込をすると、受給資格決定の面接がありますが、その際に退職理由を「体力的にしんどかった….」にすると、自己都合退社でも「給付制限なし」で高年齢求職者給付金を受給することが出来ます。
本当に高齢者にはありがたい制度ですね 高齢者もたまには、こんないい事があるんですね
失業給付一時金は年金と併給はできるか?
私は今の職場でかれこれ14年勤続してます。
短時間労働のパートで、これまでは雇用保険に加入したくても、時間数がほんの数時間足りず、加入出来ませんでした。
ところが、昨年から、人手不足になり、やむなく時間数や勤務日数を増やさないと回らなくなり、この度雇用保険加入の条件を満たす事になり、総務部担当から加入を勧められました。
ですが、すでに今年から年金受給者になったので、失業給付を受ける場合は、年金がストップされ、どちらか多い方を選択すると聞いてたので、加入してもあまり意味がないのにと、思いながら加入しましたが、新制度になり高年齢求職者給付金と年金は同時にもらうことが出来る事が解り、年金の支給が停止されることもなく、さらに一時金17万円から20万円程支給される事がわかりました。
本当に詳しく調べて良かったです。
これを知ってるか知らないかで、大きな差が出ますよね
何事も人任せにせずに、積極的に調べてみる価値はあります。
みなさんも解らない事は、ネットでどんどん検索して賢い高齢者になって下さいね
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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