観葉植物を育ててみたいけど、上手く育てられなくて、枯らしてしまうのではと心配なら、
親株が手元になくても、切り花として売ってるドラセナでも挿し木になります。
水挿しで簡単に発根するので、鉢上げすれば失敗なく育てられますよ
この記事では、初心者でも育てやすい「ドラセナの挿し木を水挿しで増やす方法と、時期や注意点」をご紹介します。
目次
ドラセナの挿し木を水挿しで増やす方法
ドラセナを水挿しで増やす方法は簡単なので、初心者でも失敗せずにできます。
水挿しで発根した根が5㌢位まで伸びたら、鉢上げといって、植木鉢に土を入れ植えつけて、週に1回位液肥を与えてあげれば、ドラセナはどんどん大きく育ってくれますよ
自分で水挿しして育てたドラセナが、毎日成長していくのを見るのは、楽しみですよ
ドラセナの水挿しの時期
ドラセナの挿し木を、水挿しで増やす最適な時期は5~7月です。
この時期はドラセナの生長期であるため、発根速度が速いので挿し木をすれば、成功する確率もグッとあがりますよ。
7月~9月は気温が高過ぎて病原菌におかされ、発根せず腐ってしまいます。
9月に発根させると、根や茎がしっかり成長する前に、冬が来てしまうので、ドラセナの美しい新葉が見られるのは、翌年になってしまいます。
秋~冬は休眠期になり、植物が成長をストップする時期なので、この時期に挿し木をすると、発根確率は大幅に低下してしまうので、休眠期の挿し木は避けるのが無難でしょう。
ドラセナの水挿しの注意点
ドラセナの水挿しする時の注意点は3つあります。
切断面が斜めになるように切る
切断面が斜めになると、その分水と触れる面積が広がります。
枝の切断面で水分を吸収するため、切断面が広い方が効率的に水分吸収しやすくなるので、枝に対して垂直ではなく、できる限り斜めに切ってあげましょう。
枝は園芸用のはさみで切る
切断面はこれから水挿しで、水分を吸収するとても重要な役割を担う部分なので、ボロボロになってしまうと、上手く水分を吸い上げられなくなってしまいます。
枝を切る際は、通常のハサミで切ったり、カッターで切ると切断面が、ガタガタになってしまいます。
なので切断する時は、園芸用のハサミで、スパッとキレイに切りましょう。
切断面の逆から発根
水挿しを開始して約2週間後に、切断面とは逆側の茎側面から発根します。
小さくて白い根っこが、茎を裂いて頑張って出て来てます!

もう少し根が成長するのを待ってから鉢上げして下さいね。
葉っぱを半分カットする
ドラセナの、すべての葉っぱの先端半分を切ります。
これは、根っこがないことで水分吸収効率が落ちる中、葉っぱからはこれまでと同様に水分が蒸発していきます。
水分吸収よりも水分蒸発の方が多くなっては、発根しにくくなるので、葉っぱを半分にすることで水分蒸発を抑制します。
ドラセナの育て方
ドラセナはあまり頻繁に水を与えなくても、よく育ちます。
逆に水をやりすぎると、根腐れしたり病気にかかりやすくなり、枯れてしまいます。
ドラセナの置き場所
明るく風通しの良い場所での管理がおすすめです。
夏場の高温や、冬の5℃以下になるような環境はNGです。
夏は特にエアコンの風が、直撃するような場所は避けましょう。
窓辺に置く場合は、レースのカーテン越しくらいの光で十分です。
窓際や屋外で直射日光に長時間当てると、葉焼けの原因にもなります。
いつも目につく場所に置いておき、もし葉の先端が黄色くなってきたら、黄色くなってる葉を切ってしまいましょう
ドラセナの水やり
水やりは乾いてると、すぐにあげたくなりますが、毎日すると根腐れしてしまうので、鉢の土の表面がしっかり乾いてから、さらに1~2日待ってからたっぷり与えましょう。
水は葉にかからない様に、根元に注ぎ鉢底から水が漏れ出るほど、たっぷりあげましょう
冬場の水やりは10~14日に1回程度にしましょう。
あまり水やりを必要としないので、手が掛からないので初心者向きですね
切り花用のドラセナで発根させる
ドラセナを水挿しで育てたいけれど、ドラセナの親株がない場合は、どうすればいいのでしょうか?
私はプレゼントに花束を頂いた時に、花束と一緒に入ってたドラセナの先端を斜めにカットして、水挿ししてみましたが、みごと発根し葉の真ん中から、新芽が出て枚数が増えて大きく成長し始めました。

最初は4枚しか葉がなかったのが、鉢上げして3ケ月で10枚になり、脇から新しい枝まで出て来てびっくりしてます。

この様に水挿しで、簡単に発根する事が出来たので、あなたも是非試してみて下さい。
私は葉を切らず液肥なども入れず、そのまま水にさしてましたが、水は毎日新しい物に変えるのだけは、注意してたのでこの様に発根しました。

水挿しの方法
カットした枝は、葉っぱの手前までを水に浸します。
葉が水につかってしまうと、そこから腐ってしまいます。
水は2日に一回のペースで入れ替え、水耕栽培用肥料を入れれば、発根率を高めることができます。
水挿しの場合は通常の水道水だけでは、十分な栄養を確保できないので、水耕栽培用肥料を混ぜることで、観葉植物に必要な栄養を確保できます。
ドラセナの鉢上げの用土
水挿しした根が5㌢位になった時点で、鉢底に小石か赤玉土を少し入れ、用土は100円ショップの培養土を入れて育ててみました。
元肥入りなので、土に肥料を混ぜる手間も省けますし、とても軽い土です。

以前ミリオンバンブーを鉢上げした時に、観葉植物の土を使用したら、コバエが発生し腐って失敗したので、今回は培養土にしてみましたが、心配してたコバエもわかず、大きく育っています。
鉢上げしたドラセナの水やり頻度
発根後に土に植え付けた直後は、水やりをしますが2回目以降の水やりは、あまり頻繁に行わないようにしましょう。
特に初心者は心配で、毎日水やりをしてしまいがちですが、土が湿った状態が続いてしまうと、根が定着せず最悪の場合、挿し穂が腐って枯れてしまいます。
ドラセナ・サンデリアーナの種類
ドラセナは風水でも開運や、金運アップに良いとされ、お店の開店記念にさしあげたりしますよね
ドラセナの人気の品種には、どんなものがあるのでしょうか?
ドラセナ・サンデリアーナ
ドラセナ・サンデリアーナは、強い耐陰性を持つ観葉植物で、笹に似た葉が特徴の品種です。

サンデリアーナ・ホワイト
緑色の細長い葉に、白い縦ラインの模様が入っています。

サンデリアーナ・ゴールド
緑色の葉に、黄色い縦ラインの模様が入っています。

ミリオンバンブー
サンデリアーナの葉を取り除いたもので、開運や金運アップの風水効果が特に高いと言われています。
100円ショップで販売してるキングバンブーの事です。

デレメンシス・ワーネッキー
ツヤツヤと光沢のある細長い緑色の葉に、白くて細い縦ラインの模様が入っています。

デレメンシス・レモンライム
光沢のある細長い緑色の葉に、レモンライム色(黄緑色)の縦ラインの模様が入っています。「ワーネッキー・レモンライム」とよく呼ばれます。

ドラセナは基本的に強い植物で適応力もあるため、土を使わずに育てることもできます。
水挿しで発根させたドラセナを、鉢上げせずにずっと水耕栽培をする場合は、水道水だけでは、栄養が不足するので栄養補給の為に、液肥などを与える必要があります。
初めて観葉植物を育てる場合は、土より水耕栽培の方が簡単です。
キッチンに置いておけば、水かえもすぐに出来るので、管理もしやすく成長もよく解りますよ
お部屋に観葉植物がある暮らしは、癒されますので、あなたも是非ドラセナを育ててみてくださいね
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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