今年も家庭菜園のうすいえんどうが、たくさん採れたので今夜のメニューは、美味しい春の味覚の豆ご飯です。
あなたは市販の豆ご飯は色も鮮やで、ふっくらしてるのに家で豆ご飯を炊くと、なぜかしわしわになってしまったという経験がありませんか?
今回は豆ご飯のうすいえんどうの栄養価・しわしわにならない豆の茹で方をご紹介します。
うすいえんどうの栄養価
うすいえんどうは、若い豆は見た目が黄緑色をしていますが、どんな栄養素が含まれてるのでしょうか?
これにはカロテンが含まれています。
ベータカロテンは活性酸素を抑え、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守り、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ効果があります。
●カリウムをはじめミネラルを豊富に含んでいます。
●ビタミンB群も豊富に含んでいます。
特にビタミンB1やB2を多く含み必須アミノ酸のリジンも含んでいます。
●タンパク質や糖質も含んでいます。
若い豆とはいえ豆類でもあるため、野菜としてはタンパク質を豊富に含んでいます。
また糖質も多くエネルギー源ともなります。
●食物繊維も豊富で整腸効果があります。
この様にうすいえんどうには、たくさんの栄養素が含まれていますので、毎日のお料理に取り入れたいですね
我が家の畑でも、こんなにたくさんの、うすいえんどうが収穫できました!

豆がしわしわにならない茹で方と保存法
豆を収穫したら食べる前にさやから出し、その日の内にゆがき食べきれない分は、冷凍保存しましょう

さやから出して置いておくと、豆の表面が硬くなりしわしわになってしまいます。
1、鍋に豆が浸る位に水を入れ、塩を適量入れ火にかけます。
2、豆を入れ好みの固さに茹でます
(沸騰してからでなく水から入れて、豆を茹でるとしわになりにくいです)
3、火を止め冷まします。
4、完全に冷めるまで、豆は空気に触れないようにします。
5、水の温度になったらザルにあげ、水切りをして少しずつラップに包んで冷凍します。
※豆ご飯に入れる時は1分ゆで、米2合で塩小さじ1杯位入れて、茹でた豆も入れ1時間程おいて炊飯し、炊き上がったら5分蒸らし混ぜます。
豆ごはんの材料 (2合分)
米 … 2合
えんどう豆 … さや付きで150〜200g(正味約75〜100g)
塩 … 小さじ1~1と1/3
※さらさらした精製塩などの細かい塩なら小さじ1、粗い塩なら小さじ1と1/3が目安。
- 3合を炊く場合は、塩を小さじ1と1/2~2を目安にしてください(えんどう豆の量はお好みで)
うすいえんどうとは?
うすいえんどうは、皮が薄く青臭さも少なく、関西地方では古くから春を告げる、旬の味わい「豆ご飯」として親しまれてきました。

和歌山県の特産品で、中でも日高地方が一大産地となっています。
実は、私の故郷は和歌山県の白浜近郊なんですが、恥ずかしながら今日まで、うすいえんどうが和歌山の特産品とは知りませんでした。
ですが、そう言われてみれば私が子供の頃に、母方の祖父母も「うすいえんどう」をたくさん栽培してて、時々母に連れられ畑に行き、収穫をした記憶がありますね

子供の頃たくさん実のついてる豆を、ちぎるのが面白くて日が暮れるまで、夢中で収穫したのを思い出しますね
今思えばあの豆が、農家の収入源になってたんですね
春採りの露地栽培の場合は、11月頃に種をまき約半年かけて育てていきます。
収穫は4月~5月頃で、実が大きくなってサヤが、はちきれそうになったら収穫の時期です。

うすいえんどうは、関東方面にはあまり出回っておらず、主に関西地域で流通、消費されています。
と言うことはあの美味しい「豆ご飯」は関西人の食べ物で、関東の人はあまり食べないのでしょうか?


ツタンカーメンえんどうって何?
古代エジプトの王「ツタンカーメン」の墓は、1922年にイギリスの考古学者ハワード・カーター氏によって、発見されました。
発掘された副葬品の中には、宝石や装飾品の他に、穀物などの食物もあり、えんどう豆もあったとされています。
ツタンカーメンえんどう 埋葬から、発掘まで3000年以上経っていたにもかかわらず、発見されたえんどう豆の、発芽に成功したと言う説もあり、現在でも「ツタンカーメンえんどう」として栽培されています。

実えんどうの一種で、綺麗な赤紫の花が咲き莢(さや)が濃い赤紫をしているのが特徴です。
3000年もの時を経て発芽に成功し、後世に受け継がれてるえんどう豆って凄いですよね~
エンドウ豆にこんな「深~い」話があったなんて驚きですね
このエンドウ豆の物語は、まさに歴史に残る話ですね
この記事を書いてるうちに「豆ご飯」が炊けて、美味しい匂いが立ち込めてきました。
さてさて豆は私の様に、しわしわにならずに、ふっくら炊きあがってるでしょうか?
あなたも今夜の夕飯には、旬の美味しいふっくら「豆ご飯」をどうぞお召し上がり下さいね
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
