熊野古道は、2004年に世界文化遺産に登録された、和歌山の人気のパワースポットです。
この記事では、熊野古道散策の服装選びと、四季折々の花の群生をご紹介します。
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目次
熊野古道散策の服装選び
山歩きに必要な服
熊野古道も山歩きで、夏は蚊や虫も多くなりますので、なにか薄手のシャツを羽織るなど、長袖がおすすめです。
熊野古道を歩くのに、綿のTシャツやウェアはNGです!

山登り、山歩きと同様ですが、速乾タイプがおすすめです。
綿の素材は、汗をかいて濡れてしまうと乾きが遅く、身体を冷やしてしまうからです。
秋冬用には、少し厚めがおすすめです。
冬になるとフリースが一枚あると便利です。
ランチ休憩するときに、体が冷えないように羽織ましょう
熊野古道歩き、山歩きには雨具は必須です。


山歩きに最適な靴
靴は「普段履いてるスニーカーでもいいや」と、思ってる方は危険です!
山の斜面は滑りやすく、凹凸の多い山歩きには危険が一杯です。
足元がしっかりしていれば、いざという時に踏ん張る事が出来ますし、何より長距離歩いても、足に負担が掛かりにくく、疲れにくいので翌日歩くのに楽ですよ
山歩きの靴は、トレッキングシューズがいいと、よく言われてますが、家から履いて行くと、重くて歩きにくいのでこれだと、現地まで履いて行く靴と2足必要になります。
1足で済ませられるお勧めの靴は「アルトラ オリンパス」です。

これなら途中で履き替えなくてもいいので、1足で大丈夫!
荷物が増えません
※アルトラ オリンパスの特徴
- クッション性がいいので、長時間歩きにはぴったり
- 軽量で歩きやすい
- 防水、はっ水にはなっていない(雨に弱い)
-
ローカットなので、足首のサポートはありません。
足首のサポートもあった方が、いいと思われる方は他の靴がおすすめです。
靴は熊野古道散策にも、一番大切なんですよ
熊野古道とは?
熊野古道とは、熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)へ向かって進む、和歌山県を始め奈良県や、三重県からつながっている熊野参詣道のことをいいます。

熊野古道は3県にまたがり広範囲なので、歩くコースを決めて何日間か掛けて歩きます。
有名なモデルコースとしては、滝尻王子から熊野本宮大社まで、1泊2日で歩くのです。
その距離約38キロ、気軽に散策できる道ではないですから、楽しいハイキングと言うわけにはいきません。
険しい道もありますが、途中に咲いてる可憐な花たちに癒されますよ
熊野古道・四季折々の花の群生
熊野古道は、温暖多湿な気象条件から、植物の種類が豊富で、照葉樹や針葉樹だけでなく、亜熱帯性のシダ植物も見られます。
散策途中には、四季折々の花の群生を見る事が出来ます。
山歩きで疲れた時に、可憐に咲く花と、出会うと本当に癒されますよね
熊野那智大社のあじさい
社道にあじさいが咲き乱れるシーズン中は、紫陽花園が開放され、10数種の色鮮やかなアジサイ約3000株が咲き誇ります。

境内にはガクアジサイやヤマアジサイ、タマアジサイなど約2千株があり、祭典後、旧宮司職舎前の紫陽花園が一般公開されます。
表参道から那智大社へ、向かう途中にある鳥居の手前を左に進むと、赤い橋があり、渡って奥に向かうと参道両側に咲き誇る、色とりどりのあじさいが迎えてくれます。
また陰陽の滝に向かう、大門坂駐車場の近くの公園にも、山に咲く野性な紫陽花を楽しむことができます。

熊野那智大社は毎年6月14日に、自然の恵みに感謝し、無病息災を祈願する「紫陽花祭」を行っています。
※2021年は公式の情報が、まだ確認できておりません。
那智山の桜
熊野那智大社では4月14日、自然の恵みに感謝し五穀豊穣を祈る「桜花祭」が営まれます。

那智の滝をご神体とする別宮・飛瀧神社(ひろうじんじゃ)では、桜の花のかんざしを着けたみこが、浦安の舞を奉納します。

熊野古道のミツマタの群生
大雲取越の「小口登り口」から、円座石(わろうだいし)に向かって、10分弱歩いた場所にあるミツマタの群生は、昔、紙の原料にするために植えたものが野生化したとみられ、今では熊野古道を歩く人たちを楽しませています。

境内のキイジョウロウホトトギス
熊野那智大社では、紀伊半島固有の希少な植物、キイジョウロウホトトギスを境内の石垣で栽培しています。
紀伊半島の固有種で「山里の貴婦人」として知られる、キイジョウロウホトトギスが、9月下旬から10月中旬にかけて、約200株が釣鐘型の黄色い花を咲かせ参拝客を楽しませます。

熊野古道のコバノガマズミ
新緑がまばゆい4月から5月にかけて、コバノガマズミが熊野古道沿いに白い花を咲かせます。

熊野古道の青紫の花
アサマリンドウは、少し湿り気のある、明るい木陰などに自生する多年草で、10月頃、青紫色の花を咲かせます。

熊野古道のウンゼンツツジ
ウンゼンツツジは5月に、ピンクの小さな花を咲かせます。
和歌山県ではこれを「コメツツジ」と呼ぶことがあります。

熊野古道のはなもも
熊野古道「潮見峠越」の途中にある休憩所「ひるね茶屋」は、田辺湾を一望することができる絶景ポイントです。
近くでは数百本のはなももを育てており、春にはサクラとの共演が楽しめます。

熊野古道の満開の桜
熊野古道沿いの休憩所「ひるね茶屋」周辺には、約300本のソメイヨシノが植えられています。
田辺湾を一望できる高所にあるため、毎年春には、海を望む絶景が桜の花で彩られます。

熊野古道のススキ
熊野古道「潮見峠」にはススキの群生があります。

見ごろを迎えた秋には、風に揺れるススキの穂と、夕焼けの共演を楽しむことができます。

潮見峠越
熊野古道「潮見峠越」の途中にある休憩所「ひるね茶屋」は、田辺湾を一望することができる絶景ポイントです。

潮見峠越の梅林
周辺には梅林が広がっており、シーズンになると、満開の梅林越しに田辺湾を望むことができます。

潮見峠越のイチョウ
秋には施設前のイチョウの葉が色付き、落葉すると黄色いじゅうたんが一面に広がります。

潮見峠の雲海と朝日
潮見峠近くの熊野古道からは、眼下の富田川流域に、発生した雲海を見ることができます。
秋がベストシーズンで、日中に気温が高くて、朝方に冷え込むことや湿度が高いこと、風がないといった日が好条件です。
熊野の山々から姿を見せた日の出が、雲海を照らします。

熊野古道の円座石
円座石とは熊野三山の神々が、車座になって酒を酌み交わし、笑談した岩と語りつがれています。
表面に丸で囲んだ梵字(ぼんじ)が彫られていて、苔むした巨岩は雨に濡れると一段と存在感を増します。

熊野古道も観光客は、一時は1,000人ほどしか、いなかったのですが、外国人観光客が爆発的に増え、3500%増加という驚異的な数値を叩き出しました。
世界遺産の熊野古道は、1000年以上の歴史を持つ「日本の巡礼文化」を「実際に体験できる」場所は他にない、と海外からのリピーター客も多いと評判です。
今はコロナ禍で観光客も、激減してしまいましたが、私の愛する故郷にいつか又、たくさんの観光客が、訪れてくれる事を願っています。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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