あなたは自分では気づかないのに、ある日家族から口臭や体臭を指摘され、ショックを受けた事はありませんか?
特に夏場、わきがや加齢によって、この問題が深刻化し、気づかぬ間に自分の体臭が周りに、迷惑をかけていることがあります。
最近スメハラと言う言葉を、耳にすることもありますよね
スメハラとは「スメルハラスメント」の略で、文字通り「臭い」によって、周囲に不快な思いをさせてしまうことを指します。
今回は自分では気づかない、体臭の原因や体臭を防ぐ、効果的な食べ物を調べてみました。
目次
身体の気になる臭いは病気のサインかも?
体臭には色んな臭いがありますが、そもそも体臭はどうして発生するのでしょうか?
体臭の発生源として、大きく分けて「体内」「腸内」「体表面」の3つがあげられます。
体内が発生源の臭い
「体内」を発生源とする体臭は、ホルモンや生理機能の変化により、皮脂の分泌や活性酸素が増えることで起こります。
腸内が発生源の臭い
「腸内」で発生する体臭は、食べたものが腸の中で分解、発酵する際に発生したガスが、体内で吸収され汗や、口臭として出るもので、便臭や腐敗臭などもそのひとつです。
体表面が発生源の臭い
「体表面」で発生する体臭は汗と皮脂、皮膚上の常在細菌によって、発生する臭いで一般的に「体臭」といえばこれをさします。
汗の種類
汗には、エクリン汗腺から出る汗とアポクリン汗腺から出る汗の2種類があります。
汗や皮脂は、分泌された直後は無臭ですが、汗や皮脂を細菌が代謝・分解したり、空気中の酸素によって酸化したりすることで臭い物質が発生するのです。
エクリン汗腺
エクリン汗腺は全身の至るところに分布し、ひとりに約200万~500万個、平均して350万個もあるといわれています。
エクリン汗腺から出る汗の成分の、99%が水、1%が塩分です。
アポクリン汗腺
アポクリン腺はわきの下、外耳道、へそ、肛門の周辺など限られた場所に分布し、毛穴と出口を共有しております。
体臭の種類
体臭には、「汗臭」のほかに「ミドル脂臭」「加齢臭」なども含まれます。
それぞれの臭いは、原因や発生部位が異なり、また年代によって臭いの強さのピークが異なります。
汗臭とは?
汗臭は、新陳代謝が活発な、10代半ば~20代半ばに強く出やすく、主にワキで発生します。
汗臭は皮脂と汗を常在細菌が、代謝分解することで発生し、酸っぱいニオイが特徴です。
ミドル脂臭とは?
ミドル脂臭の発生は30代~40代がピークです。
ミドル脂臭は後頭部・頭頂部・うなじを中心に発生し、使い古した油のようなニオイが特長です。
ミドル脂臭の原因成分は、ジアセチルで、加齢臭とは異なる臭い成分です。
ジアセチルは汗の中の乳酸が、膚上の細菌に分解されると発生し、中鎖脂肪酸と混じることでミドル脂臭となります。
加齢臭とは?
加齢臭は40歳以降に、少しずつ出始め50歳以降に、本格化するのが特長です。
加齢臭は皮脂の分泌が活発な頭部、自分では気づきにくい耳の後ろ、首の後ろ背中や胸などに発生しやすいです。
加齢臭は皮脂に含まれる脂肪酸が、空気中の酸素により酸化されて、臭い成分が発生するものです。
その臭い成分は「ノネナール」と呼ばれ、加齢とともに皮脂中の、パルミトレイン酸(脂肪酸)が増加し、それが空気中の酸素によって、酸化されることでノネナールに変化するのです。
特に食生活や生活習慣にも原因があり、肉類や揚げ物などの脂っこいものを、食べ過ぎると皮脂腺の脂肪分を増やし、ノネラールを増加させます。
加齢臭は男性だけでなく、女性にも発生します。
ただし男性ホルモンに、皮脂の分泌を促す働きがあるため、加齢臭は男性のほうにより強く、早く出る傾向にあります。
またお酒を大量に飲む人は、加齢臭が強くなる傾向があります。
アルコールを摂取すると、肝臓でアセトアルデヒドに、分解される時に活性酸素が発生し、ノネナールの生成を促す為です。
ストレスも活性酸素、加齢臭を増す要因となる事もあります。
体臭を防ぐ効果的な食べ物
ビタミンCとビタミンE
抗酸化作用のある物質は、臭いのもととなる活性酸素の影響を防ぎ、加齢臭を防ぐ効果があります。
とくに抗酸化作用の働きがある栄養素が、ビタミンCとビタミンEです。
ビタミンCは満腹時の方が、長時間吸収され続け、なんと吸収量も空腹時の1.6倍に上ります!
赤ワインやチョコレート
赤ワインやチョコレートに、含まれるポリフェノール、ニンジンに含まれるβカロチンも抗酸化物質の代表です。
緑茶・ゴマ・大豆
緑茶に含まれるカテキン、ゴマに含まれるセサミノール、大豆に含まれるイソフラボンも活性酸素抑制に有効です。
緑茶は、口臭の原因のひとつ舌苔に生息する、メチルメルカプタンの除去にも、優れた効果があります。
めかぶ・納豆
めかぶや納豆は腸内環境を整え、腸内を発生源とする体臭の、改善に効果があると言われています。
加齢臭予防
加齢臭が気になる部位は、頭皮からと言われています。
枕とか臭くなると要注意です。
かといって、シャンプーのしすぎは逆効果で、皮脂を落としすぎると逆に過剰分泌を招きます。
入浴もシャワーだけではなく、湯船に浸かり毛穴を開かせてから、体を洗うのがお勧めです。
食生活では、ポリフェノールを多く含む食品や、抗酸化作用の高いリコピンを多く含むトマト、毒素の排出を促進し、血中脂肪を低下させる働きがあるニンジンなどがお勧めです。
健康的な生活を送る為には、軽い有酸素運動もいいですよ。
口臭の原因
口臭は大きく「生理的口臭」と「外因的口臭」と「病的口臭」に分けることができます。
生理的口臭
生理的口臭は唾液不足による、口の渇きが原因で起こります。
うがいや、水分をとることが必要です。
外因的口臭
外因的口臭は生理的口臭と違い、口に入ったもの自体が臭いの原因となります。
仕事前は、ニンニクやらっきょなど、臭いの強い食べ物は控えましょう。
病的口臭
病的口臭の原因には口腔内と、その他の部分の疾患によるものがあります。
虫歯や歯周病、歯石が蓄積してしまっている場合は、歯科医で治療し、内臓疾患が原因の口臭は、病院で治療しておきましょう
わきがの原因
わきがの臭いは本当に、我慢できない程の臭いで、私の職場に営業に良く来られる、素敵な男性がいましたが、夏場に締め切った事務所で商談が始まると、本当に吐気をもよおし逃げ出したくなった経験があります。
その男性は臭いを気にして、香りのする制汗デオドラントを付けてた様で、その匂いとわきが臭いがミックスされてよけい悪臭を放ってましたが、本人は全く気付いてない様でした。
欧米では約7割が「わきが体質」で、あまり気にされていませんが、日本では人口の約1割しかいません。
わきがは遺伝的なものも多く、アポクリン腺を除去する手術と、専門のクリニックで治療もできますが、最近はわきが用デオドラントクリームなどもありますね
体臭の違いで病気が解る?
体臭というと、汗臭さや不潔なイメージを持ちがちですが、なんらかの病気が原因で、体が臭うということもあります。
「清潔にしていても体臭が取れない」「いつもと違う変な臭いの体臭がする」という場合は、病気の可能性を疑ってみましょう。
甘酸っぱい臭いは「糖尿病」が原因かも?
また腎機能が低下すると、体臭がおしっこのような臭いになります。
ドブやカビのような臭いは肝機能が低下、卵の腐敗臭は胃炎や胃・十二指腸潰瘍などの胃腸の病気に注意して下さい。
この様に体がいつもと違う臭いがしたら要注意ですよ
私もそろそろ加齢臭が出始める年齢なんで、ボディソープも変え頭皮ケアも、念入りにしなくてはと思ってますので、あなたもボディケアをしっかりして、爽やかなイメージをキープして下さいね
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
こちらの関連記事もご覧下さい。
コメントを残す