あなたはご自分の髪の毛で社会貢献出来る「ヘアドネーション」をご存知ですか?
ヘアドネーションとは、脱毛症や小児がんなどが原因で、頭髪に悩みを抱える人たちのために、切った髪を寄付してウィッグを提供することなんです。
いつも何気なく美容院でカットし、捨ててしまってる自分の髪の毛が、困ってる子供達の支援になります。
医療用ウィッグを求めている子供たちは、小児がんやその他の疾患、先天性および心因性の脱毛症・無毛症、不慮の事故で髪の毛を失った子供たちです。
髪の毛を失うということは、子供にとっても辛いことです。
今回はそんな子供たちへ、女子高生姉妹が立ちあげた「ヘアドネーション同好会」について調べてみました。
シャンプーするだけでしっかり染まる「グローリン・ワンクロス」
髪の毛の寄付「ヘアドネーション」とは?
現在日本国内では、毎年およそ3,000人の子ども達が小児がんになっているそうです。
この割合は、約5千~1万人に1人が発病している計算ですね…
そんな子供たちにとって医療用ウィッグというのは、とても大切な存在であり、医療用ウィッグをつけるというのは、髪を失った子供たちにとって心のケアにもなるのです。
ただ医療用ウィッグは高額です。
ものにもよりますが、30~80万円かかることもありますので、そう簡単には購入できませんね
安い医療用ウィッグも出回っていますが、人毛ではなく化学繊維やアクリルで出来ています。
サイズも固定なので不自然であり、「カツラだ!」と一目で分かってしまうのです。
だから医療用ウィッグを、無償で提供してくれるっていうのは、髪の毛を失ってしまった子供やその家族にとって、とっても嬉しいことなんです。
つな髪プロジェクト
つな髪のプロジェクトを運営するのは、医療用ウィッグの製造販売などを行っている、株式会社グローウィングです。
2016年6月に「髪でつながる社会貢活動」と「医療用ウィッグを幅広く知ってもらう」ことを目的に、企業CSRの一環として開始しました。
ウィッグを受け取るのは脱毛症や、抗がん剤治療による脱毛がある、または抜毛症などを発症した高校生以下の子どもたちです。
美容院でカットされた髪の毛はそのまま捨てられてしまいますが、ヘアドネーションに参加することでウィッグに変わります。
そして必要とする子どもたちの所へ、届けることができるのです!
これまでに3万人を超える方が、つな髪のヘアドネーションに参加しました。
寄付された髪だけで作ったメディカル・ウィッグを、頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに、完全無償提供している日本で唯一のNPO法人です。
ヘアドネーションの手順
ヘアドネーションの準備が整ったら、つな髪ウェブサイトの登録フォームから名前、住所など必要事項を記入して申請を行います。
そしていよいよヘアドネーションカットです。
ヘアドネーションカットは、通常とは違った切り方をします。
寄付する髪の毛を、3~5本の束にしてゴムで止め、1cm上をカットするのです。
美容院は対応しているヘアサロンへ行くか、事前確認をすれば行きつけの美容院で、カットが可能な場合もあります。
その後ヘアドネーションを、取りまとめる団体へ髪の毛を送ると、その髪を使ってウィッグを作り、髪に悩む子どもたちのもとへ届けてくれます。
ヘアドネーションの条件
乾いている髪であれば、カラーをしていても大丈夫、白髪交じりの髪でも寄付が出来ます。
髪の毛の長さは、これまでほとんどの団体では、ウィッグを作るために31cm以上の髪を、寄付することが必要でした。
髪の毛が伸びるスピードは、一般的に1年で約10~15cmと言われています。
カット後の髪の長さを考えると、31cm以上切るには大人は背中の真ん中あたりまで、数年かけて伸ばさなくてはなりません。
でもつな髪では、15㎝からのヘアドネーションが可能でした。
帽子をかぶって使うウィッグの、制作を行っていることから、短い髪の毛でもウィッグが作れるのです。
31cmまで伸ばすのは難しいけれど、15cmなら頑張れるので、提供者も多かったのですが、残念な事にこの度、
コロナの影響で仕分けや事務作業を、少ない人手でするのが困難なため、本来の「フルウィッグ」の提供に特化するとのことで、6月から31cm以下の髪の受け入れは停止となりました!
でもご安心下さい。
もう一つのヘアドネーション活動団体が、短い髪の毛でも参加する事ができます。
ヘアドネーション同好会とは?
群馬県太田市の、女子高生姉妹2人が立ちあげた団体です。
ヘアドネーション同好会は、全国から頭髪を集め、ウィッグ会社のアートネイチャーと協力し、頭髪に悩む子ども達に無償でウィッグを提供するヘアドネーション活動団体です。
ヘアドネーション同好会の主な活動は、寄付してもらった髪をウィッグの製作会社に送ることです。
それに加えて、髪の毛を寄付してもらったお礼の手紙を書いたり、ウィッグ提供者のサイズ採寸をしたりと、ヘアドネーションに関わる様々なことを行います。
髪の毛を提供するのにパーマ、カラーリング、白髪等であっても問題なく、一番重要なのが長さ31cm以上ある事です。
つな髪は1人が提供した髪の毛のみで1つのウィッグを作成するのではなく、20~30人の髪からやっとウイッグ1つが完成します。
だから多くの髪の毛が必要なんですね
あなたも、もしつな髪に興味があれば、困ってる子供たちの為に是非参加してみて下さいね
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
こちらの関連記事もご覧下さい。
「白髪染めシャンプーとヘヤカラーの違い・1度では白髪は染まらない?」
「育毛シャンプーの選び方・ストレスが原因で薄毛になるって本当?」
コメントを残す