新型コロナ感染者の数も、だんだん減ってきてますが、秋にはまた第2波が来るとも言われていますね
新型コロナに感染し重症化するのは、高齢者ばかりではありません。
先日は高田川部屋に所属する力士、三段目の勝武士さんが、28歳の若さで亡くなりましたね
発熱時は、コロナのPCR検査が陽性か陰性かよりも、重症化するかしないかの方が重要です。
今回は重症化にならない為には、どうすればいいのか調べてみました。
目次
新型コロナ肺炎の重症化の兆候とは?
重症化の徴候の1つとして、酸素飽和度低下が挙げられます。
パルスオキシメーターを購入すれば、誰でも簡単に自宅で測定できます。
正常な人の場合、酸素飽和度は96-99%ほどを推移しています。
肺炎や心不全などにより、酸素の取り込みが悪くなると、酸素飽和度が低下して一般的には9、3%以下になると明らかに異常と考えます。
発熱して自宅で経過を見ているときに、時々酸素飽和度を測定し、93%以下になったらかかりつけ医に電話で報告し、相談することをお勧めします。
呼吸とは?
呼吸とは、体に必要な酸素を体内にとり込み、不要な二酸化炭素を体外へ放出する働きのことです。
肺は自ら広がったり縮んだりすることはできません。
肺の周りの筋肉が動くことで、肺が広がったり縮んだりします。これが呼吸です。
呼吸に関わる筋肉を総称して呼吸筋といいます。
ろっ骨の間にあるろっ間筋、背中の僧帽筋や脊柱起立筋、そしてお腹の中にある横隔膜は最大の呼吸筋です。
こうした呼吸筋が年齢と共に衰えると、呼吸が浅くなったり、少し動いただけで息苦しくなったりします。
呼吸筋を鍛えることで、深い呼吸ができるようになると、全身に酸素が十分に行き渡り、「集中力が高まる」「疲れにくくなる」「病気を抱えている人は急変が起こりにくくなる」といった効果があります。
呼吸の病気・肺炎
細菌やウイルスなどの病原体の感染によって、肺が炎症を起こす病気で、かぜやインフルエンザなどが、こじれて起こる場合や、高齢者などでは食べ物や、飲み物が誤って気道に入ったり、胃の内容物が逆流して起こる場合もあります。
肺炎が重症化しない為にするべき事は?
肺活量とは?
肺活量とは、息を思い切り吸って、思い切り吐き出したときの、息(空気)の量のことです。
肺活量は年齢や性別の影響を受けるので、通常はこれらから予測された値と、実際の測定値とを比較して判定します。
肺機能検査は肺が固くなったり、呼吸で使う筋が弱くなったりして、肺が十分に拡がらなくて、肺の空気を入れる容量が少なくなっているか、空気の通り道である気道が、狭くなっている事などがないかを調べています。
喫煙者や高齢者は肺機能が、だんだん衰えてくるので日頃から肺を鍛え、肺活量を上げておくことで、肺炎になっても重症化せず、回復しやすいので毎日肺活量を上げる訓練をしましょう
肺活量を上げる方法は?
腹式呼吸のやり方
①お腹に意識を集中するため、体全体の力を抜き仰向けに寝そべって、お腹の上に手を置きましょう
②4秒かけて鼻から大きく息を吸い込むとお腹が膨らみます。その状態で数秒(2秒〜5秒)息を止めます。
③吸い込んだ息を8秒かけて、ゆっくり全て吐ききり、再び数秒息を止めましょう。
出典元:https://www.yakkyoku.co.jp
息を吸い込む・吐く動作は、自分ができる限界まで行うことがコツです。
周囲の空気を全て肺に入れる感覚で吸い込み、肺の中の空気を全て外に出す感覚で吐きましょう。
※決して無理はしないようにしましょう
肺の生活習慣病・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
近年、「肺の生活習慣病」として注目されている病気が慢性閉塞性肺疾患(COPD)です。
COPDとは、これまで「慢性気管支炎」や「肺気腫」とよばれていた病気の総称で、たばこの煙などに含まれる有害物質を吸い込むことで、肺や気管支が障害を受ける病気をいいます。
長年、たばこの煙を吸い続けると、気管支や肺胞に慢性的な炎症が起こります。
気管支は炎症のため狭くなり、肺胞は破壊されて酸素を取り込みにくくなります。
COPDの症状は咳や痰で、長い時間をかけて進行するのが特徴です。
進行すると、ひどい息切れによって日常生活にも、支障を来すようになり最悪の場合は、死に至るケースもあります。
呼吸器の病気の原因は?
最大の危険因子は喫煙です。
呼吸器の病気は、感染によるものが多いのですが、COPDは生活習慣と深い関わりのある病気です。
別名「たばこ病」ともいわれているように、多くがたばこの煙が原因で起こります。
たばこの煙以外では粉塵や、大気汚染などが原因となりますが、COPD患者の90%以上が喫煙者であるため、喫煙が最大の危険因子であることは間違いありません。
喫煙者の発症リスクは、喫煙を始めた年齢、喫煙本数、喫煙年数など喫煙量に関係し、喫煙量が多い人ほどリスクが高くなります。
また、喫煙者本人だけでなく、他人の煙を吸ってしまう受動喫煙も、COPDの危険因子となります。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防
直ちに禁煙すれば、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の発症・進行を止められます。
COPDの予防は、「たばこを吸わないこと」に尽きます。
COPDの発症リスクは、喫煙年数などに比例して高くなるので、早く禁煙すればするほど予防効果が大きくなります。
また、すでにCOPDを発症している場合でも、直ちに禁煙すれば治療効果が上がり、進行を止めることができます。
長年たばこを吸っている人のなかには、「今さら禁煙しても遅い」と考える人もいるかもしれませんが、高齢になってからの禁煙でも、COPDのリスクは大きく減少することがわかっています。
喫煙は喫煙者本人だけの問題ではありません。
受動喫煙による被害を起こさないためにも、家族や職場に喫煙者がいる場合は、すぐに禁煙してもらう必要があります。
肺炎になっても重症化しない為には、たばこを吸ってる人は禁煙し、腹式呼吸を毎日行って肺活量を上げ、新型コロナウイルスに負けない身体を作りましょう
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
こちらの関連記事もご覧下さい
「新型肺炎で発熱や咳が激しいのはなぜ?その対処法やメカニズムを解説」
コメントを残す