秋は山々の紅葉がきれいですが、イチョウ並木の葉が黄色く色づくと、更に秋の深まりを感じますね。イチョウと言えば、茶碗蒸しの具代の銀杏を思い浮かべますが、実は銀杏には夜尿症や頻尿に効果があるんですよ。今回は銀杏の栄養と殻のむき方、夜尿症や頻尿に効果があるが、食べ過ぎると毒との事なので調べてみました。
目次
ぎんなんの収穫時期
晴天の秋空に美しい黄色のイチョウ並木は、とても綺麗で見ごたえがありますね。

出典元:https://noahnoah.info
銀杏はイチョウの実になります。
イチョウの種が熟す時期が、10月から11月なので、晩秋に葉っぱが黄色く色づきます。
種が熟した後、冬になってから落葉するのです。
落葉し始めた時期にはすでに路上には、種を包む果肉が落ちていますから、それを拾う人を見かけますよね
イチョウの木にはオスとメスがあり、銀杏はメスの木にしかならないそうですよ
イチョウの木は雄と雌があるんですね
銀杏の栄養素
銀杏には糖質や脂質の他に、美容には欠かすことのできない成分である、ビタミンB群やビタミンC、ビタミンAなども豊富に含まれています。
さらに体内で不足しやすくなっている鉄分や、カリウムなどといったミネラル成分も、多く含まれています。
ぎんなんの効果
咳止め
漢方では、せき止めの成分ともなっているように、昔からその効果があるといわれてきました。
夜尿症・頻尿の改善
銀杏には、膀胱(ぼうこう)の括約筋(かつやくきん)を強くする、作用がありますから長時間、尿を我慢することができるようになります。
血行促進
銀杏には「ギンコライド」という、特有の成分によって、血行促進効果があることもわかってきました。
頻尿・失禁
女性に多い腹圧性尿失禁(おなかに力が入ると尿がもれる症状)の場合は、ぎんなんを食べると同時に、内転筋を鍛えるとより効果的です。
(肛門を閉めたり緩めたりする運動を 毎日1セット10回を朝晩すると失禁が改善しました)
また前立腺肥大症などで起こる、尿が出にくい症状の場合は、お尻の割れ目の上あたりには、尿の出をよくするゾーンがあり、放尿中にそこを軽く、かくように刺激すると尿の出がよくなります。
疲労回復効果
ぎんなんには、パントテン酸やナイアシンなどの、疲労回復効果のある成分が含まれています。
さらに中枢神経や末梢神経を、正常に保つ働きのある、ビタミンB1も豊富に含まれているので、疲労回復だけでなくストレス解消にもつながります。
高血圧の予防
銀杏にはカリウムが豊富に含まれています。
このカリウムは血液の中に含まれている、ナトリウムのバランスを整える効果があり、カリウムによってナトリウムのバランスが、しっかりと整えられることで、高血圧や動脈硬化の症状を改善し予防します。
むくみ改善
銀杏に含まれているカリウムは、高血圧を予防する他に、体内の余分な水分を外に排出する働きもあるので、むくみを改善する効果があります。
またカリウムには利尿作用もあるので、水分だけでなく体の中に溜まっている老廃物を、排出するデトックス効果も期待できます。
効果的な食べ方
銀杏を焼いて食べると、せき、頻尿の両方に効果が大です!
気管支炎やせき止めには、焼く、煮る、スープのいずれにしても効果が期待できます。
また、銀なんを煎って皮をむき、ひたひたに入れた水がなくなるまで煮てか、ら蜂蜜をかけて食べても同様の効果が得られます。
頻尿には焼いたぎんなんを、毎日5粒ほど食べると、徐々に効果があらわれます。
銀杏の殻のむき方
銀杏は殻をむくのが面倒と思いますが、電子レンジを使う方法があります。
紙の封筒にギンナンを入れて、封筒の口を二重に折り、1~2分レンジにかけると、殻が破裂して、すぐに食べられる状態になります。
食べる時間は夕食時か寝る前がいいでしょう。
初めて食べる人は、3個程度から様子を見て、徐々に増やすことをお勧めします。
症状が改善したら、その量を毎日続けるといいでしょう。
ぎんなんの毒
銀杏は食べられる種ではありますが、実は中毒性があるので、食べる際に注意が必要です。

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食べ過ぎてしまうと「銀杏中毒」と呼ばれる症状が出てしまう場合があります。
経口中毒量 成人 40~300個 小児 7~150個
銀杏を食べる時は、成人した大人であれば1日10粒程度まで、小さい子供の場合は、1~2粒程度の量にしておきましょう。
子供は解毒機能が、発達していないこともあるので、食べさせないことが安全です。
大人でも危険なことがあるそうなので、健康状態によって、大人でも5~6個で中毒症状が起こるそうです。
銀杏の毒素は加熱処理をしても緩和したり、消えたりしないそうなので、美味しくても食べすぎ注意です。
ぎんなんの中毒症状
銀杏中毒による症状は、主に嘔吐と痙攣です。
他にも顔面が蒼白になったり、呼吸困難、めまいや意識混濁、便秘、発熱なども起こるそうです。
発症時間は、食べてから1~12時間と時間の幅が広く、大抵は24時間から90時間以内には、回復するようですが、希に死亡例もあるそうです。
かなりきつい毒がある様ですが、食べる量さえ気をつければ大丈夫です。
これから秋が深まると、あなたも公園の銀杏並木を散歩しながら、銀杏拾いをしてみてはいかがでしょうか?
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
